Facebook
X
YouTube
ホーム > 施工実績 > 八椚町の家②
栃木県足利市八椚町

八椚町の家②

親子同時に家づくりを考えていましたが、別々の住宅会社で検討をしていました。親御さんは大手ハウスメーカーさん。息子夫婦さんは地元工務店。

最終的には同じ住宅会社で家づくりを行う事になりました。デザインの統一と共に、住み心地の良い家を作る事を優先したからです。住み心地の良い家を作るポイントは、建てる場所に適した間取り計画と建物の向き等が重要となります。

大きな窓を配置した明るいリビング。冬は日射取得を促進します。当然、そのままでは夏に暑くなってしまいますので、窓の外で日射遮蔽を行います。窓の内側に設置されたハニカムブラインドが、室内を優しく照らしてくれます。

スケルトンの階段下に床下エアコンを設置しました。このエアコン1台で家中を暖める事も可能です。ただし、床下エアコンはサブであり、メインは日射取得です。

キッチンと食器収納を造作で作りました。造作キッチンや収納を作る場合、扉を付けない事でコストダウンする事もできます。キッチンの天板は1枚物のステンレスですので、耐久性も高く実用的です。人造大理石のカウンターは、最初は綺麗に見えますが、10年も経つと劣化が目立つようになる事もあります。永く使うキッチンだからこそ、耐久性の高い材料で作る事をオススメしています。

2階ホールにも大きな窓が設置されています。この窓も、冬の日射取得に貢献します。床から設置された大きな窓から眺める景色は素晴らしい物があります。落下防止のために、手摺格子を設置しています。

2階吹抜の一部を格子床にする事で、キャットウォークとして使用する事もできます。通風が気持ちの良い季節には、大きな窓を開け、室内に外気を入れるのも良いです。高性能住宅だからと言って、一年中窓も開けず、ブラインドを閉めっぱなしの生活があるとしたら、それは健康に良いはずがありません。

特徴的な子供部屋になっています。基本的に、子供部屋は寝るだけのスペースです。勉強をする時は、ホールに設置した机を使います。ホールと子供部屋を仕切るのは大きな引戸になっており、引戸を開ければ一体感のある空間ができ上がります。

最近の玄関には、キチンとした屋根が付いていない事が多いようです。そのような玄関はオシャレに見えるかもしれませんが、実用性は全くありません。

玄関奥にシューズクローゼットを設置しました。来客時の視線が遮れる位置なので、扉を付けなくても大丈夫です。炭モルタル・珪藻土・杉床の組み合わせが落ち着いた雰囲気を醸し出します。

洗面台も造作で作りました。キッチン等と同様、扉を付けずにコストダウンを図りました。造作洗面台の良い所は、洗面台の高さも自由にできますが、設置するボウルの大きさや深さ等も自由にできます。また、鏡の大きさやタオル掛けの幅等も自由にできます。カウンターには防水塗料を塗りますので、それ程染み込んでしまう事もありません。ただし、濡れっぱなしはよろしくありません。

1階から2階を見上げると、吹抜け・格子床・シナベニヤ天井が眼に入ります。冬は、2階の大きな窓から1階にも光が差し込みますので、室内の奥まで明るくなります。