久喜市に冬温かく夏涼しい２軒目のお家が完成しました。敷地面積３７坪の、ほぼ平屋のお家を計画し、駐車スペースも２台確保出来ました。南西角地ですので、日射取得も抜群です。
外壁は杉板をメインに使用し、日当たりの悪い場所にはガルバリウム鋼板を使用することでメンテナンスを楽にしました。長く伸び軒が夏の暑さを防ぐとともに、外壁の劣化も防ぎます。
お施主さんからの希望が多い杉板張りの玄関です。外壁との一体感は最高ですし、メンテナンスも簡単です。
室内からポーチを見ると、丁度良い高さの杉板塀があります。道路からの視線を防ぐとともに、玄関前に駐車する自転車の盗難にも役立ちます。杉板塀には適度な隙間が開いているので、風通しも良く、圧迫感も少なくなります。
キッチン及び食器収納は造作で作りました。造作の良い所は、必ず故障してしまう部分を交換するだけで使い続けられるところです。長く住まわれる家であれば、既製品のキッチンではなく、造作キッチンをオススメします。
大きな吹抜からは１階の奥まで日差しが差し込みますので、日中でも照明器具が必要なくなります。また、大きな吹抜がある事で、１階と２階の温度差が少なくなります。なお、吹抜を付けると家が寒くなってしまう場合は、吹抜が悪いのではなく、家の性能が悪いからです。
延床面積３０坪ですが、廊下などの共用部分を少なくすることでスペースが広がります。また、室内がワンルーム化しますので温度差の少ない空間になります。
１階玄関近くに配置した4帖サイズのファミリークローゼットです。玄関→トイレ→WIC→洗面所→脱衣室→UBの導線になります。そして洗面所→LD及び寝室に戻る回遊型の導線になっています。
洗面台も造作で作りました。造作の良い所は、使い勝手とお聞きし、自由に作れる点ところです。キッチンと同じで壊れてしまう部分のみ交換すれば、末永く使い続けられます。なお、天板はアルミ板を貼る事で防水と共に傷が付きにくい仕様にしました。
造作の袖壁に新聞紙を置いておくニッチ棚を作りました。お客さんによってはワイン置き場を作る方もいます。色々な事が出来るのが注文住宅の醍醐味です。
２階ホールにライブラリーコーナーを設置しました。お子さんの学習スペースとして使う事も、老後にご夫婦の趣味スペースとして使う事も出来ます。家は住むだけの空間ではなく、楽しむための空間である必要もあると考えます。
お隣の視線を遮りながら開放的にするために窓の大きさや高さを工夫します。窓を小さくすれば性能はあがりますが、窮屈にもなります。人生も家づくりもバランスが大事です。
お施主さんがご用意いただいた照明です。ダイニングテーブルの位置を決めて、吹抜の化粧梁に配線を施します。
LED証明ですが、外壁杉板になじんでいます。家づくりは照明器具選びも重要です。なお、円盤みたいな照明器具を天井に設置する事は禁止です（笑）
