Facebook
X
YouTube
ホーム > ブログ > YouTube > ①YouTubeとメルマガの違い②壁にコンセントを付けるのはダメなのか?③基礎パッキン工法は本当に通気するのか?④付加断熱の透湿防水シートはどこに貼る?⑤UA値は馬力と同じ
YouTube
 | 2023.01.19

①YouTubeとメルマガの違い②壁にコンセントを付けるのはダメなのか?③基礎パッキン工法は本当に通気するのか?④付加断熱の透湿防水シートはどこに貼る?⑤UA値は馬力と同じ

今回は質問コーナーです。

本当におかげさまで
毎月たくさんのコメントや
ご質問をいただいていて、
それを題材に解説をしています。

動画のネタにもなりますが、
消費者の方の本当に率直な
意見なので、他の方にも
参考になると思います。

私の考え方として、
YouTubeはいろんな人が
観ているので、
消費者の方が思っていることを
配信するという考えです。

メルマガはそれとは違って、
日々の仕事や考えていることなど
個人的な話題を配信しています。

より深く当社の家づくりを
知りたい方はメルマガに登録して
読んでいただくとなかなか
おもしろいと思います。

▼メルマガ登録はこちら

メルマガ登録

では本題に入ります。

▼①グラスウールの正しい施工方法を知らない方は多い②一部でも樹脂窓にするのは効果的?③太陽光のオススメの容量は?④カーテンがいらない家はどうか?

①グラスウールの正しい施工方法を知らない方は多い②一部でも樹脂窓にするのは効果的?③太陽光のオススメの容量は?④カーテンがいらない家はどうか?

グラスウールの吹き込みを
選択しましたと。

断熱と気密をしっかり
やってくださる工務店さんですが、
床下コンセントを拒まれて
しまいましたと。

断熱気密を気にすると
やはりあまりやらない方が
いいのでしょうか?
というご質問です。

セルロースファイバーは紙、
グラスウールはガラス繊維を
吹き込みますが、性能的に言うと
グラスウールの方が良いです。

金額で言うと北海道では
グラスウールの吹き込みは
案外安いと思います。
メジャーですからね。

群馬だとグラスウールの
吹き込みはセルロースより
高いですね。

私もグラスウールの吹き込みは
良いと思いますが、
ちょっと金額が高いのと、
いろんな部分でどうかな?
と思うところもあります。

グラスウールの吹き込みが
安くなるのであれば、
どこかで使ってみようかなと
思いますけどね。

さてグラスウールは
繊維系のものなので、
水が入らないように
湿気の排出・通気を
やるのは基本です。

床下コンセントを
拒まれてしまったのなら、
おそらく床断熱ですね。

床断熱にコンセントを
付けると、配線が貫通したりして
気密シートが貫通するので、
気密の劣化が起こって
良くないというところでしょう。

でもそれを言うと、
壁のコンセントも
ダメだという考えになりますね。

住宅会社さんによっては、
外壁面のコンセントは
受け付けませんという会社も
いらっしゃるようです。

気密性能をしっかり
取りたいからだと思いますが、
それは間違っていません。

ただそこまでやるのか?
という気もします。

そもそも専用器具を使ったり、
ちゃんとテーピングをしたり、
ボードをちゃんと張って
押さえればそんなに劣化する
ものではありません。

言い方は悪いですが、
工務店さんのこだわりの部分が
先になって、消費者の方の
利便性が考えられていない、
ということになっています。

悪いわけではないですし、
それは工務店さんのポリシーなので
そうやってくれというのなら良いですが
押し付けがましいことを言われちゃうと
逆に使いづらい家になってしまいます。

私が理想だと思うのは、
防湿気密シートを外壁面に貼って、
内側に壁を作ってその中に
全ての配線を通す工法です。

ただ問題になるのは、
壁を作ってさらに壁を作るので、
当然手間が掛かるしお金も掛かる。

どれがいいかというのは
難しいですよね。

これは全て家づくりでそうだし、
断熱性能でも何でもそうです。

性能が良いのはわかるし、
窓が良いのもわかる、

ただここでそれをやっても
どうするんだ?というものも
あるし、それをやっても
夏は涼しくなりません。
冬は暖かくなりません。

すごくいい断熱性能を持って、
すごくいい気密性能を持って、
ランニングコストが減らされて、
ものすごく住み心地が良かった
とします。

でも床がフローリングで
壁がグラスウールで
間取りもそんなに面白くなくて、
使いづらくて、見た目も
カッコ悪かったとしたら、
その家はどうですか?と思うわけです。

もちろんその人の価値観が
あるわけなので、家づくりは
本当に難しいです。

この辺りは建てる方が
自由に選んでいただければ
良いと思います。

では次です。

▼①壁断熱よりも外張断熱が良いのか?②棟換気の理想と現実

①壁断熱よりも外張断熱が良いのか?②棟換気の理想と現実

床断熱の床下は
通気パッキンにより
通気する考えかと思いますが、
実際に床下で風が動いて
通気(換気)されますか?

淀んでしまって
あまり動かないように
感じるのですが、という
ご質問です。

率直に言うと、
そんなに換気しないと思います。

そんなにうまく、
あの細かい隙間を通して
絵に描いたように
流れることは
難しいと思いますね。

換気や通気は難しいです。
絵では描けますが、
その通りにはなりません。

当社のモデルハウスのように、
2階に全く部屋がなくて、
1つの空間であれば確かに
空気は流れます。

ただ多くは天井があって、
壁があってドアが
付いていたりすると、
そんなにうまくは流れません。

そもそも家が建っている状況や
向き、風向きなどでも変わります。

もっと言えば、
床下の基礎の作り方によっても
変わります。

軒換気でも何でもそうですが、
換気は理想通りにならないので、
なるべく抜くところは抜く、
流れやすいようにしておくことが
大切です。

棟換気であれば、
棟の所に目一杯付けるとか、
軒先の換気なら端から端まで
付けておいて、どこから風が
入っても抜けるようにしておく
というのがベターです。

床の通気パッキンはあくまでも
風が吹いて抜けるというところ
なんでしょうね。

通気パッキンを付けることで
シロアリ保険に入れるという
メリットもありますけどね。

では次です。

▼①付加断熱工法は性能・外壁仕上・コストがポイント②外付加断熱を行うと外壁が崩れ落ちるBY元現場監督の営業マン③2 5寸柱+発泡ウレタン断熱は大丈夫か?

①付加断熱工法は性能・外壁仕上・コストがポイント②外付加断熱を行うと外壁が崩れ落ちるBY元現場監督の営業マン③2.5寸柱+発泡ウレタン断熱は大丈夫か?

旭化成の付加断熱の手順として、
グラスウール→構造用合板→
ネオマフォーム→透湿防水シート
という順で張られていますが、
ネオマと透湿防水シートが
逆にしている事に何か
意図があるのでしょうか?
というご質問です。

付加断熱する場合、
使う材料によって防水の位置は
変わるものです。

質問者さんの場合は、
ネオマフォームを使っているので、
水にさらすのはあまり良くない
という考え方です。

これが仮に
キューワンボードの場合、
キューワンボード自体を
防水層として使って、
透湿防水シートを
貼らないこともあります。

当社はキューワンボードを
使っていますが、
アルミでテーピングをして、
その上に胴縁を張ってから
ガルバや杉板を張っています。

同じ発泡スチロール系の
ボードと言っても、
元々の材質や処理の仕方によって
違うのでご注意ください。

さて次です。

先日、メルマガで
「UA値よりも日射取得」という
動画をアップしました。

UA値は確かに
1つの指標ではありますが、
単純に言えば熱損失だけを
言っているので、そこだけで
全てを語るのは難しいです。

UA値は確かに重要ですが、
日射取得や日射遮蔽も
考慮しないといけないし、
間取りや配置のことも
考えないといけません。

いくらUA値が低くても、
夏に涼しくなることはありません。

やっぱり冷房計画をしなければ
絶対に涼しくなりません。

ぜひ機会があれば真夏に
HEAT20のG3のモデルハウスなどに
行ってみてください。

エアコンを掛けなければ
絶対に暑いので。

もしくは日射取得をしていない
会社に無暖房で行ってみて
ください。寒いので。

物事を1つだけで
語るのは難しいのです。

なかなか言葉で
伝えるのは難しいですが、
みなさんの参考になれば
という風に思います。