今回は質問コーナーです。
まずは最初のご質問です。
▼①浴室のドアを開けておけば加湿は不要か?②ジンカリウム合板は雨音軽減と熱伝導に有利か?③断熱が良すぎると夏は不快になる④100倍発泡と30倍発泡の差額は幾ら⑤小屋裏エアコンの効きが悪い
https://www.kosodate-sekkei.co.jp/blog/kashitsu_happou_aircon/
アクアフォームNEOを
見積もってもらったら
+150万と言われました。
というコメントです。
金額はなかなか難しいですね。
いろんな条件がありますからね。
屋根・基礎・壁を
全て吹くのかどうかは
わかりませんが、
仮に40坪のお家で壁を全て
アクアフォームの30倍にしても
150万円もしません。
例えば壁は105mmで
屋根断熱は300mmを吹いて
基礎断熱はどうかわかりませんが
30倍と100倍の差が150万円は
信じられない金額ですね。
何とも言えません。
では次です。
▼硬質発泡ウレタンを3層に分けて吹く理由
https://www.kosodate-sekkei.co.jp/blog/uretan_3sou_riyu/
スキンカットをしても、
防湿気密シートを貼れば
結露は問題ないと聞きました。
硬質ウレタンと
軟質ウレタン+防湿気密シートとでは
でちらがコストがかかるでしょうか?
というコメントです。
まずスキンカットをしても
気密シートをに貼れば
結露の心配がないわけでは
ありません。
スキンカットどうこうではなく、
中に入っている断熱材の性能が
悪ければ温度差で結露はします。
水分が多くても
温度が高ければ結露しないし、
水分が少なくても
温度が低ければ結露します。
一概には防湿気密シートの
有無だけではありません。
次にコストの話ですが、
その会社の仕入れによって違うので
何とも言えません。
とにかく
発泡ウレタンを使うのであれば
30倍発泡ウレタン1択です。
30倍発泡ウレタンを使って
壁なら気密シートを施工した方が
いいし、屋根であれば湿気が
抜けるようにはした方がいい、
というのが私の意見です。
では次です。
▼①浴室のドアを開けておけば加湿は不要か?②ジンカリウム合板は雨音軽減と熱伝導に有利か?③断熱が良すぎると夏は不快になる④100倍発泡と30倍発泡の差額は幾ら⑤小屋裏エアコンの効きが悪い
https://www.kosodate-sekkei.co.jp/blog/kashitsu_happou_aircon/
我が家は、床下断熱で繊維系の
断熱材を使用しています。
しかし、その上に気密シートを
貼らずに合板とフローリングを
施工しています。
そこで、自分で気密シートを
床下から施工しようと
考えているのですが、
結露等何か悪い事が
起こってしまいますか?
というご質問です。
このケースで一番の問題は
床下の気密が取れていなくて
冷気が室内にいくので
どうしても寒くなることです。
発泡スチロール系の
硬い断熱材を入れればいいですが、
グラスウールだとそんなに厚みが
取れないからどうしても弱くなります。
今からできることは、
下側に気密シートを貼ったら
いかがでしょうか?ということですが、
ピタッと貼るのは大変でしょうね。
仮に貼れたとしても、
湿気が抜けるようにしておかないと
いけません。
仮にグラスウールの方に
湿気が行った時に、
湿気の逃げ場がなくなると
性能が落ちてしまいます。
一番いいのは床を剥がして
やり直すのがいいですが、
それは現実的ではないでしょうね。
それでも気密が取りたくて
お金が掛かってもいいのなら、
グラスウールを取って下から
発泡ウレタンを吹くのがいいでしょう。
かなりお金が掛かりますが。
では次です。
▼大工さんのお給料にはランクがある
https://www.kosodate-sekkei.co.jp/blog/daiku_kyuryo_rank/
会社員として大工をするとなると
固定給になり社員として安定して
給料が入る一方、社員大工と
手間受け大工で同じような家を
隣同士で建てた時に、
もらえる額の違いがあると。
自分より若いもん達は
どんどん辞めて言ったという
コメントでした。
これは本当にそうですよね。
確かに社員大工さんは
安定した地位があるし、
社会保険にも加入できます。
仮に現場が暇であっても
固定給を貰えるという
安心感はあるけど、
手間請けの大工さんみたいに
たくさんのお金をもらえなくは
なりますよね。
手間請けの大工さんは
あくまでも請負だから
保証があるわけじゃないし、
自動車も道具も全て自分持ちです。
仮に怪我をしても自分持ちだし、
暇だったらお給料もないです。
そういう中でやるから、
お金は高くはなりますよね。
当社の大工さんは
すべて手間請け大工さんです。
うちの社員ではありません。
ただうちの仕事しかやらない
大工さんもいれば、うちと
他の1社という大工さんもいます。
どれが正解かは難しいですよね。
会社によって違いますが、
社員大工になるとどうしても
厳しさがなくなると、
甘えちゃうというパターンも
あるらしいです。
逆に社員だから
責任を持つ場合もあります。
手間請け大工さんの場合は
変な仕事をすれば仕事が
続かなくなりますから、
そういう中で緊張感はあるし、
仮にミスしたら全て自腹なので
ミスはしないようにするでしょう。
そういう緊張感もあるので
良い・悪いはないです。
当社には大工さんが3人いて、
1人はうち専属です。
ただ手間請けですよ。
この大工さんは本当に
うちのためにやってくれてるから
仕事が切れないようにずっと
この人を優先的に回してあげる
という責任もあります。
あと2人の大工さんは
うちと他の会社をやっているので、
向こうの会社が忙しければ
向こうの会社、うちはいつの工事だから
その時は向こうの会社の仕事は
受けないでねという緊張感もありつつ
なるべく切れないようにやるという
義務があります。
一番良くないのは、
大工さんを20人とか登録しておいて
仕事ができると¥誰かやりませんか?
みたいな感じでやるシステムです。
これが怖いのが、
いつも意思疎通している仲間では
ないので、意思伝達が本当に
うまくいくのかな?ということです。
それから登録してくれる
大工さんのレベルが全て一緒になら
いいですが、そうでなければ
担当する大工さんによって
家の仕上がりが全く違うことになります。
私はその度に違う大工さんとやるのは
コミュニケーションとして
なかなかうまく取りづらいのと、
職人同士で仲間意識がなくなるので
どうかなと思います。
前にお客さんからきいた話だと、
上棟の時に職人同士さんが
喧嘩をしていたそうです。
その会社さんは
上棟しながら電気配線を
していく流れだったようです。
大工さんはその日のうちに
どんどん進めるけど、
そのスピードと電気屋さんの
スピードが合わなかったんでしょうね。
あまりにも大工さんが早すぎて、
電気屋さんが間に合わないから
大工さんに文句を言ったらしいです。
上棟の時に2人で喧嘩をしてるから、
お客さんからすればこれできちんとした
家ができるのかと思うでしょう。
そもそもそういう雰囲気を
作る現場もどうかなと思うし、
現場監督もそこにいなかったのか?
と思います。
文句を言いたくなるのはわかりますが、
お客さんがいる前で大声を出しあって
喧嘩するというのはどうですかね?
残念な感じがしますね。
では次です。
▼親の土地に家を建てるときの注意点
https://www.kosodate-sekkei.co.jp/blog/oya_tochi_chui/
親の土地に使用貸借で
二世帯住宅を建てるケースは、
仲が良くても、最後まで
良いかなんてわからないし、
建前と言ってなだめすかして
書面を取るのも気が悪いし、
なかなか難しいですね、
というコメントです。
住宅ローンを組む場合、
親の土地を担保に差し出して
子ども夫婦が住宅ローンを組んで
家を建てると、今は法律的に言うと
親がその土地を売りたいと言っても
住んでる方の権利が優先されます。
銀行担保にも入っているから
そんな簡単には売れません。
こういうケースがありました。
おじいさんの土地を孫がもらったと。
そこに家を建てて、その後に
おじいさんがお亡くなりになった時に
遺産相続の問題が出てきたと。
親の兄弟の仲が悪かったらしく、
遺産相続でなんでアイツが
あんなにいい所の土地を勝手に
住んでるんだ、みたいなことを
言い出したそうです。
住宅ローンを抱えているから
処分できないのはわかるけど、
一等地に住んでるんだから
それ相応のお金を払えみたいな
ことを言われたそうです。
兄弟の同意を取った上で
おじいさんがやっていたのか
どうかはわかりませんが、
多分やっていなかったのでしょう。
それからこんなケースもあります。
例えば親の土地に
家を建てようとします。
親の土地を住宅ローンの担保として
銀行さんに渡しますよね。
そこに家を建てるんですけど、
そのときに親御さんが呆けたとします。
その瞬間、
住宅ローンの担保にはなりません。
要は本人しか確認できないから、
金消契約をしようとしたときに、
本人の同意を得られずに
住宅ローンが破棄になる可能性が
あるわけです。
こんな言い方は悪いけど、
もし親御さんが呆けそうだと、
ちょっと危ないかな?と思ったら
本人の意思がまだ確認できるうちに
税金が掛かるかもしれませんが
生前贈与を受けて本人の名義に
してください。
仮に親御さんが呆けても
住宅ローンの担保に出せますからね。
この呆け問題は意外にこれから
問題が起こると思います。
これはくれぐれも
気を付けていただいた方が
よろしいと思います。