今回はみなさんへ
注意喚起にもなるような話です。
当社のお客さまから聞いた話で、
そんなシステムまであるんだ、
と思ったのでご紹介いたします。
さてその前に私のメルマガに
感想をいただきました。
“
小暮様いつも楽しく
拝見させていただいております。
私は○○県在住で
1年前に新築をした者です。
その2年ほど前から
家を建てるために猛烈に勉強しました。
ちょうどコロナが出だした頃で
YouTubeで断熱・気密について
情報が出だした頃だと思います。
そして例に漏れず
私も知識迷子になってしまいました。
私の住んでいる地域では
自分が求めるような家を建ててくれる
会社がなかったからです、
ついには松尾和也さんに
手紙まで書いてしまいました。
松尾さんは私のような人間にも
きちんとアドバイスしてくれました。
“
松尾先生は
ものすごく真面目な方ですので、
ちゃんと手紙を返してくれる方です。
もちろん、真剣に手紙まで
書いてくれれば私も返しますよ。
ただ絶対に
こういう人には返しません。
実際に会社のHPから
お問い合わせがあった例を言うと、
どこの誰だかわからない、
住所も書いていない、ニックネームだけ。
文章も、
「こう言われましたがなぜでしょうか？
お答えください」みたいな。
それについて解説しろと言われても
正直、私も困ります。
変に取られると困りますが、
人にものを聞く時に
ちゃんと名乗らないで
聞くのはマナー違反だと思います。
メールを送ったんだから
早く答えろという姿勢は
人間としてどうなのかな？と思います。
その場合は当然ですが
お答えはしませんし、
大切なお客さんがいっぱい
おられるので、その方たちに
時間を取ります。
さて話を元に戻します。
“
その頃から小暮さんの動画や
メルマガを楽しんでいます。
今回初めて感想を書くのですが、
小暮さんが他社（特に大手ハウスメーカー）を
攻撃するところが面白く、
それは多くの人に知ってもらいたい
現実だと私は思いますので、
これからもスタンスを変えることなく
やっていただきたいと思います。
感想を書いた理由は、
小暮さんの住宅に対する真摯な
態度や向上心に感化されたからです。
私は建築と全く関係ない
仕事をしていますが、
自分の信念を大切にし
学び続けていくことの大切さを
再確認しました。
“
という、ものすごく
ありがたいお言葉です。
私も別にハウスメーカーさんが
憎いわけじゃないけど、
そういうのは止めたら？と
思うところは多々あります。
特にハウスメーカーさんは
住宅業界の中でも大きな会社だし
棟数もやっているから、
世の中の流れを考えながら
こういうのをやらないといけない、
と提案するとか、国に要望して
法制化するという姿勢が
あるべきじゃないかなと思います。
業界のトップリーダーとして
やっていることを見ると、
そうではないように私は
見えてしまうわけです。
自分たちの作っている家を
売りやすいようなところで
一生懸命にやっている感じ。
そんな中でびっくりしたのが、
お客さんのお知り合いの方の
お話です。
ハウスメーカーさんで
家を建てたらしいのですが、
積立をするらしいのです。
銀行積立みたいなものです。
詳しい金額は
教えてもらっていませんが、
5千円コース・1万円コース・
2万コースなどがあるようです。
それを毎月積み立てていく。
何のためにやるかというと、
メンテナンス費用のためです。
月に1万円の積立コースを選ぶと、
年間12万円になりますよね。
10年間で120万円 、
15年間で180万円です。
それを60年保証費用のための
メンテナンス代に充てるようです。
みなさんはこれをどう思いますか？
私は話としておかしいと思います。
立派で高い家を
ハウスメーカーさんで建てて、
それを10年後・15年後の
メンテナンス費用のために
今から積み立てましょうと。
よく考えれば、
その会社でしかメンテナンスは
できないということですよね。
その会社からすれば
15年後に確実に180万円の
リフォーム工事をもらえるという
ビジネスモデルですね。
これはおかしいと思います。
メンテナンスが必要ではない家は
絶対にありません。
お客さんがお金を使っちゃって
10年・15年後にリフォームが
できなくなると困っちゃうから
先に預かってあげますという
親切心にも見えますよね。
ただ一方で見ると疑問を感じます。
そもそもそんなに
お金が掛かるような家を
作らない方がいいと思うし、
積立をしているお客さんも
そういうものなのかな？と
言ってやっているなら
疑問に思うところがあります。
大手メーカーさんだから
恐らく潰れないという前提で
お金を預けていると思いますが、
仮に私がやったら絶対に
怪しいですよね。
15年後に私の会社が
絶対にあるわけでもないし、
そのお金を持って私が
トンズラするかもしれません。
あくまでも60年保証というのは、
無料で点検はするけど、
点検した時にこういうことを
やってくれれば延長して
60年になりますという話です。
こういう理屈を
知らない方がまだ多いようなので、
お気を付けいただければと思います。
