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 | 2020.04.21

透湿防水シートと防湿気密シートの違い

今回は
2種類のシートに
ついて解説をします。

2種類のシートとは
「透湿防水シート」と
「防湿気密シート」
です。

透湿防水シートは
湿気は通して
水は入れない
というシートです。

防湿気密シートは
そもそも湿気を
通さないで気密を
高めるというシート。

防湿は湿度を
入れないとなると
気密が取れるという
ことになります。

なぜかと言うと、
他の動画でも
説明をしましたが、
水の粒には
いろいろあります。

水の粒に比べて
湿気の粒は
小さいんですね。

なので湿気の粒の
大きさでシートを
作れば、自動的に
防水になります。

防湿気密は
湿度の粒の大きさも
入らない穴を作ると
ほとんど何も起こら
ないので気密になる
という理屈です。

間違った透湿防水シートの貼り方

透湿防水シートは
外側に貼ります。

家の中で湿気が
出てしまった時に、
湿気が壁の中に
入ってしまったと
します。

透湿ですから、
湿気を外に
出してくれます。

実際は外壁が
ありますが、
コーキングが切れて
水が入った時に
その水が壁の中に
入らないように
外側から防水して
くれるというのが
透湿防水シートです。

防湿気密シートは
内側に貼ります。

内側で湿気が出た
時に湿気が壁に
入るのではなく
そこで入らないように
するのが防湿気密
シートです。

なおかつ
この粒さえも
入らないような
シートなので、必然と
家の中の隙間も
なくなって気密を
高めることになります。

よく考えると、
透湿防水シートが
貼ってあって湿気が
入った時に出るように
してるんですよね?と。

でも防湿気密シートで
湿気がそもそも
入らないように
しているんでしょ?と。

入らないようにしてる
のに、なんで出るように
するんですか?と疑問に
思われるかもしれません。

これには理由があって、
壁に小さな2cm四方
ぐらいの隙間があった
としても、一冬に
この穴を通して入る
水分の量は30ℓぐらいに
なってしまうという
データがあります。

そう考えると、
気密を取ったからと
いって隙間がゼロには
なりません。

なので湿気が
出るようにしておく方が
得策だという気がします。

防湿気密シートも
貼り方を間違うと
本当に全く機能しなく
なるので、職人さんが
よくわかっていないと
大変な事が起こります。

完璧な物はないので、
バリアはするけど
それがダメだった時に
保護策としてね湿気が
出るようにしておくのが
家づくりの基本です。

例えば外側のパネルで
気密がとってあるから
もういいだろうという
考え方もありますが、
私としてはどうかなと
思う場合もあります。

ただ住宅会社さんに
よって考え方も違うので
私の方が絶対に正しい
という気もありません。

いろんな事を考えて
長く住むものですから、
保険を考えておくと
いうのは良いかなと
いう風に思います。

最後に、
多くはないと思いますが
あんまりこういうことが
わかっていなくて
違うものを貼ったりする
方も中にはいます。

間違った使い方を
されてる方も
中にはいます。

そこまで消費者の方が
見抜くことは難しい
かもしれません。

住宅会社さん選びを
慎重に行って
いただいた方が
良いと思います。

失礼ですが、
そういう会社の特徴は
何でもできますとか
値段でちゃんと収めます
とか予算を言って
もらえばちゃんと
つくりますとかね。

そういう
お金の話ばかりに
いく傾向があります。

くれぐれも
お気をつけください。