今回も質問コーナーです。
まず最初の動画です。
▼YouTubeの中にもたくさんの嘘がある
https://www.kosodate-sekkei.co.jp/blog/matsuo-3-vol10/
私はYouTubeを始めて
2年ぐらい経ちます。
みなさんには私の考え方とか
松尾先生に教えていただいたこと、
仲間内の情報交換で得たことなど
みなさんの役に立つと思うことを
YouTubeで配信しています。
消費者の方に自社のことを
知ってもらう手段として、
昔はチラシだったり、
大きな会社ならテレビCMとか
大きな展示場でやってきました。
最近、特に小さな会社は、
YouTubeを配信してみなさんに
情報をお届けするケースが
多いと思います。
さて、
こんなコメントをいただきました。
YouTubeを観ていると、
何がなんだかよくわからなく
なりますねと。
これはすごく多い意見だと思います。
下田島モデルハウスに
来てくれるお客さんも
YouTubeを観られてる方が
多いんですね。
あとは松尾先生のYouTube、
クオホームさんやモリシタさんの
YouTubeを観てる方が多いです。
松尾先生とモリシタさんと私は、
いつも一緒にいる仲間なので、
言っていることは基本的に同じです。
ただこれが全然違う人だと、
すごく違うことを言っていたり、
過激なことを言ってるケースも
あったりします。
床下エアコン一つ取っても、
床下エアコンをやったことが
ないのに床下エアコンを語る方も
いるんですね。
そういう人はどこから情報を
持ってきたのかな?というのが
あるわけです。
最近、驚いたことは、
松尾先生の名前を使って
集客をしている方がいるようです。
松尾先生の名前を検索すると
HPがヒットするように
なっています。
松尾先生はすごい方ですし、
YouTubeもすごいです。
そういう方を検索で
引っ張ってきちゃうことを
やる方もいらっしゃるよう
なので、YouTubeもだんだん
違う形で使われてきているなと
感じるところもあります。
また別の動画でも、
こんなコメントをいただきました。
▼基礎断熱に発泡ウレタンを使うとボロボロになる
https://www.kosodate-sekkei.co.jp/blog/kisodannetsu_uretan_boroboro/
素人が工務店に
30倍にしろとか100倍にしろとか
細かいことを指示するのは
どうかと思います、と。
私が工務店なら、
度が過ぎるお客さんは
他でやってくださいと
お答えしちゃいそうです、と。
情報が手軽に入ることは
面倒くさいお客さんを
増やす原因になると思います、
というコメントでした。
確かに仰る通り、
素人の方が工務店さんに
言いすぎるのはどうかと
思います。
どこかから噛じってきた
理屈だけで何かを言うのは、
場合によっては工務店さんも
カチンと来るというか、
どこで聞いたんですか?と
思ってしまいます。
それを何回も何回も
言われたとしたら、
ちょっと難しいですね
という話になるかもしれません。
例えば当社のお客さんは
比較的理解されているので、
大手ハウスメーカーさんに
行ってもおかしいことは
おかしいと理解されます。
一番わかりやすいのが、
樹脂サッシはバケツや洗濯バサミと
同じなのでボロボロになるから
使わない方がいいと言われた
そうです。
それを聞いたお客さんは、
そんなことがあるわけないと
笑い話のように私に話されますが、
もしこれを真剣に信じたとして
当社に来たとします。
すると、なぜ樹脂サッシなんかを
使ってるんですかと。
10年後にボロボロになるじゃ
ないですか、と言われたら、
どこでそれを聞いたんですか?
という話になりますよね。
ちゃんとした理屈があって
言うのならいいのですが、
聞きかじったようなことを
工務店さんに言うことが
あるとすれば、確かに
面倒くさいお客さんを
増やす原因にもなるかも
しれません。
一方で、住宅業界は
情報開示が少なすぎると
私は思います。
消費者の方に大した情報を
与えずに、なんとなく
暖かい・涼しいみたいなことで
すぐに契約しちゃうことが
あります。
住宅は車と違って
リピートはなかなか
ありません。
車は流動性があるので、
値段が落ちないうちに
早く売っちゃおうとかが
ありますが、
家はつくって失敗したから
また買おうというのは
難しいですよね。
言い方は悪いですが、
騙しやすいと言ったら
騙しやすい場合もあります。
買って終わりという話なので、
そういう雰囲気が住宅業界は
ものすごくあると思います。
消費者の方の質問などに
まともに答えないというか、
全然違うことで話を
丸めこんでしまうことは、
場合によっては面倒な
お客さんを増やす原因に
なるかもしれません。
住宅業界は消費者の方に
ちゃんとした情報を開示せずに
我々はプロなんだからみたいな
感じでなんとなくやってるのも
事実なので、良い面も悪い面も
あるのかなと感じます。
それからもう一つのコメントで、
自分の再生回数が増えれば
収益になるので、そのときは
いいのでしょうが、
逆に買い手が知識を付けすぎて
施工側はやりづらく
なるでしょうねと言われています。
確かに消費者の方に
情報を公開していくのは
場合によっては自分の首を
絞めることになるかも
しれません。
だから住宅業界は
そうならないように
なるべく情報を出さずに
やってきたのもあります。
今はネットで情報が
無料で手に入る時代なので、
そういうのはそろそろ
通用しないと思います。
住宅業界の方、
私も含めてですが、
真摯に情報は公開すべきだし、
わからないことがあれば
素直にわからないと言う方が
良いと思います。
言い方は悪いですが、
情報を出さないようにして
なんとなく面倒くさくない
ようにしてさっさと契約に
持っていくのは
よくないと思います。
あと再生回数が増えれば
収益になるというコメント
ですが、確かにこういう
動画もあると思います。
ちなみに私は収益を
いただいていませんので(笑)。
あくまでも情報を配信して
当社のことを知ってもらいたいと
思ってやっています。
建築系のYouTuberの方でも、
登録数を増やして広告収入を
増やそうとしている方は
いると思います。
それはその人の考え方なので
私がどうこう言うことでは
ないですが、住宅会社として
商売をやるのであれば、
真摯に目の前のお客さんと
一生懸命に話をして、
それで家を建てて、
その結果として喜んでもらって
お金をいただくのが
セオリーだと思います。
YouTubeはこれからも
増えてくるし、これも一つの
手法になると思いますが、
一方でみなさまのように
思う方も多くなってくると
思います。
場合によっては、
YouTubeを観すぎて
不安になる方も
いらっしゃると思います。
実際に当社の
オープンハウスに来た方も
不安になったと仰る方が
おられました。
UA値やC値は
いくつじゃないとあとで
何か起こりますよね?とか
壁体内結露はどうするとか、
言葉は覚えるのですが、
そうならないためにつくれば
いいじゃないですかと。
自分で覚えるのも良いですが、
それをやってくれる
工務店を探すことに集中して、
あとは任せるというところが
ないと、ずっと不安で
家づくりが楽しくなくなります。
仮にUA値が0.1違ったとして、
その影響で寒くて住めなく
なることがあるのかと言えば、
そんなことはありません。
もっと言えば、
お客さんの建てる場所で
そこまでの性能の家を
つくってもいいけど、
それをつくらなくちゃ
絶対いけないという
強迫観念にかられるのは、
どうかなと思うところも
あります。
絶対そういう家を
つくっちゃいけないわけ
ではないですし、性能が
良い家をつくるのも
自由です。
ただあまり考えすぎると
ストレスになるので、
この辺は本当に難しいです。
動画で全てが
伝わらないので難しいですが、
不安になるほど勉強するのも
よくないと思います。
話がまとまらずに
申し訳ございませんが、
ご注意ください。