今回は収納の多い家の
問題点について
解説をさせていただきます。
特に女性の方が
家づくりを考えた時に
気にされる所は
家事動線だと思います。
あともう一つは収納ですね。
なので今回は
収納について解説を
してみたいと思います。
よく収納率が
建物の坪数に対して
15%ぐらいあった方が
良いのでは?と言われる方がます。
私のお客さんからも
「収納率は15%ぐらいが良いですか?」
と質問をされたこともあります。
もしかしたら一般の方は
そういう感覚があるのかもしれません。
例えば30坪の家で
収納率15%と言うと4.5坪。
4.5坪は畳数に直すと9畳です。
一般的な30坪ぐらいのお家で
最低限、これぐらいの収納は
必要かな、というのを挙げます。
ご夫婦の寝室の
ウォークインクローゼット。
これは大体3畳ぐらい。
お子さんの部屋のクローゼット。
2部屋としたら、
2部屋×1畳分ずつですので
2畳になりますね。
あとは玄関脇。
玄関収納は当社でも
取ることが多いです。
玄関収納も
1畳ぐらいは取られる方が
一般的だと思います。
あとはパントリー(食品庫)。
キッチンの横とか周りに
食品庫を取られる方もいらっしゃいます。
これも0.5から1畳ぐらいのスペースを
取ることが多いです。
あとは洗面脱衣所。
洗面脱衣所はタオルや下着、
買い置きの洗剤など
そういう物を置くスペースも
実際は必要になります。
なのでやはり
0.5から1畳ぐらいのスペースは
取ることになります。
その他に畳コーナーなど
もう1部屋あるパターンがあります。
その場合は1畳ぐらいの押し入れが
必ずありますし、仮に無かったとしても
リビングに収納スペースが
1畳から2畳ぐらいは取ります。
これらを足していくと、
大体9畳分、収納率15%に
なるんですね。
こう見た時に少ないとか
もっと無いとって思われる方が
いらっしゃるような気がします、
実際にこれにプラスして
2から3畳分ぐらいは欲しいと
言われることがあります。
そうすると収納率が15%ではなくて
20%とか場合によっては25%にまで
膨れてしまう人もいるかもしれません。
でも家ってものすごく
坪単価が高いじゃないですか。
例えば2割とか4分の1を
収納に取られてしまうというのは、
コストとしてはものすごく高くなります。
収納率を気にするのも良いですが、
そもそも家の中に無くてもいいものは
外の物置にしまうとか、そういう選択を
した方が最終的にはコストが安く済みます。
あとはお子さんがいなくなった時に、
必ず収納スペースは空いてきますから、
子育て時のピークを考えて収納率を
考えてしまうと、最終的には余ってしまいます。
なのでお金が無駄になってしまう
ということを事を考えながら、
間取り計画を行っていただければと思います。