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 | 2021.01.20

①家の性能を高めた方がいい理由 ②オススメの暖房器具は? ③良い工務店の探し方

今回も質問コーナーです。
まず最初の動画のタイトルです。

ある方が、
一般的に加湿器の使用で
気をつけなければ
ならないことがあると
感じておられるようです。

高気密・高断熱で
家中の室温の差が少ない
住宅での使用でなければ、
加湿された空気が
他の部屋に流入されるのを
防いで、使用する部屋だけで
加湿器を使用する必要が
あると思いますと。

例えばリビングだけが
暖かいときに、
そこで加湿器を回して
湿気が寒い部屋にいくと
そこで結露してしまいます。

湿気や温度は、
暖かいところから
冷たいところに
引っ張られますからね。

これが
高気密・高断熱の家で
室温がまんべんなく
一定している家であれば
加湿器を家の真ん中に
置いて加湿しても
影響はありません。

リビングで暖房をして
他の部屋は寒かったり
するような家であれば、
寒い部屋に湿気が
引っ張られてしまって、
場合によっては
結露しちゃうとか、
それが何十年も続くと
カビが生えるかも
しれません。

もしそういう家で
加湿をするのであれば、
その部屋から湿気が
漏れないようにしないと
いけないと仰っています。

本当にその通りです。

それから乾燥する部屋で
加湿された空気が
温度の低い部屋、
トイレや玄関、押し入れや
納戸等に流入すると
冷やされて相対湿度が
高くなって結露し、
カビなどの要因になります。

それから、
窓が一重でも二重でも、
アルミサッシだったら
結露するし、
高気密・高断熱を
うたっている住宅でも
施工精度に左右されて
断熱工事の瑕疵が
あると結露するかも
しれませんと仰っています。

本当におっしゃる通りです。

気密や断熱の悪い家は
こういう危険性があります。

ただ寒いのではなく、
湿気が出たときに
どこに行くのかが
一番怖いんですよね。

この方が仰るとおり
アルミ製の窓は
単純に結露するし
熱損失が大きいですが、
私が一番怖いのは
壁の中で枠が結露する
ケースがあるという
ことです。

中で木が湿気を吸って
腐ってしまうことも
実際にあります。

ものすごく良いことを
聞いてくださったので
私が解説することも
なかったです。

さて次です。

では冬の暖房は
何がオススメでしょうか?
あれもこれもダメで
終わりにしないで最後に
これでOKみたいなことを
教えてくれると嬉しいと
コメントをいただきました。

本当にその通りですね。

では何かと言うと、
普通のエアコンが一番です。

エアコンに求める機能は
冷やす・除湿・暖める、
だけで良いです。

中でもオススメは、
日射取得です。

日射が取得できる
設計をして断熱・気密を
きちんとすれば、
それで暖房になります。

ある現場ですが、
11月頃に4時を
過ぎたぐらいですが、
リビングは23.6℃、
寝室は23.5℃、
2階の子供室が24.1℃、
北側の日が当たらない
洗面脱衣が22.7℃に
なっています。

当然、
暖房はしていません。

ハニカムブラインドは
締め切っていますが、
その状態でも日射が
入るようにすると、
こういう温度に
なってきます。

機械に頼るのは
確かに必要ですが、
暖かさを求めるので
あれば断熱気密とか
ちゃんとした窓を
使うことも大事です。

でもそれより
大事なのは日射取得を
促進するような設計を
した方が一番おすすめの
暖房器具になります。

こういうのを
パッシブ設計と言います。

なので南側に
小さい縦すべり窓を
付けるような
デザイン住宅もありますが、
冬は寒くなってしまいます。

Ua値は確かに
下がりますが、
寒くなってしまう。

本当にこれは
もったいないという
感じがします。

さて次です。

社長さん自身が
まったく建築のことを
わかってない会社は
良くないと思うという
趣旨の動画です。

ぜひご覧ください。

その動画に、
工務店の探し方、
静岡県浜松市で
おすすめの工務店は
ありますかという
質問がありました。

知り合いの工務店さんは
いませんが、浜松の
富士市にマクスさんという
会社があります。

木を使った性能の高い家で
良い印象はありました。

工務店の探し方ですが、
Ua値やQ値、C値など
それをちゃんと公開したり
毎回測定をしているのは
ポイントになると思います。

もっと言えば、
施工のポイント、
こういうところを
やらないと気密が取れない
というようなことが
具体的に言える工務店さんなら
かなり詳しいと思います。

一番まずいのは、
ZEH住宅仕様とか
ゼロエネ仕様とか、
こういうところだけで
終わっているのは
私の中ではオススメできる
工務店さんではありません。

だからと言って
そういう会社が悪い、
という意味ではありません。

あとは松尾先生と
よく話をするのは、
自分がつくった家を
実測してる会社は
強いんじゃないかなと。

今回の家は
何℃になっているとか、
外気温何℃のときに
室内は何℃になってるとか。

そういうことを実測して、
卓上の計算だけではない
ことをお客さんに
説明できるのが一番
強いと思います。

なかなかハードルが
高いと思いますが、
ぜひそういう工務店を
探していただければと
思います。