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ホーム > ブログ > YouTube > 第1種換気と第3種換気の違いって?
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 | 2019.03.31

第1種換気と第3種換気の違いって?

今回は換気について解説をします。

今の家は高気密なので、
隙間のない家が比較的多くなってきています。
その上で換気はものすごく重要です。

あまり皆さん意識していないと思いますが、
家の中の空気は意外に汚れています。

CO2濃度という指標がありますが、
CO2濃度が1000ppm以下で暮らした方が
健康にいいと言われています。

たとえば家を閉め切って換気をしないと、
1000ppmという数値は簡単に超えます。
4人家族で暮らしていて全く換気をしないと、
2000ppmという数値になります。

そのため1000ppm以下に保つためには、
常に家の中を換気するということが重要になります。

その換気には3種類の換気方法があります。
1種換気、2種換気、3種換気という方法です。

住宅に関していうと
1種換気と3種換気というものがほとんどで、
2種換気はほとんど使われていません。
(2種換気の説明は割愛します)

1種換気は、換気の機械をつけて
空気を吸ったり吐いたりする換気方法です。

3種換気は、1箇所から空気を入れて、
もう片方から空気を出す方法です。

大きな違いは、
1種換気は換気するだけでなく、
熱を交換してくれるという高度なシステムが
使われているところです。

たとえば家の外が10℃だとします。
家の中が20℃だとすると、
10℃の温度差があるということです。

3種換気の場合は
ダイレクトに空気を入れますから、
10℃の熱が入ってきてしまいます。

1種換気の場合は熱を交換をしてくれるので、
10℃の温度を18℃くらいにして入れてくれます。
(完璧に20℃にはできません)

温度が保てるというメリットがあります。

ただ1種換気はものすごく高く、
毎月掃除するなどメンテナンスが必要です。
それをしないと、場合によっては
カビが生えてしまうというケースもあります。

性能としては1種換気の方が良いですが、
毎月きちんと掃除するなど、そういうことが
できる方でないとオススメはできません。

あと金額で言うと
換気システムによって色々ありますが、
安いものでも40万円(家一軒分)だとか、
高いものになると80万円のシステムもあります。

しかも一生使えるものではなく、
十何年か経って交換となると
またそれだけのお金がかかります。

空気は良くなりますが、
そういうところはデメリットとしてあります。

3種換気は
ダイレクトに熱が入ってしまうので、
家の中の温熱環境は悪くなってしまいます。
ただし単純なので壊れることはありません。

それぞれ良いところと悪いところがありますので、
ぜひこういうことを考えて
家づくりをしていただければと思います。