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 | 2023.02.03

①当社の家づくりの考え方②床下エアコンに向いている断熱材は何か?③床下エアコンは床置き?壁掛け?

さていきなりですが、
当社ではYouTubeとメルマガを
発信しております。

YouTubeは一般的な視点で
家づくりの基本的な話や
YouTubeにいただいた質問や
コメントを元にお話をさせて
いただいています。

一般的な消費者の方に、
広く浅く知っていただきたい
という感じでしょうか。

メルマガは、
私の世界観をお伝えしています。

私が日頃やっていることや、
自分の思うこと、考え方、
あとはキャンプの話もします。

当社に興味がある方には
見てもらいたいなと思うし、
実際に当社で家づくりを
していただいてる方は
メルマガを読んでる方が多いです。

それ以外にFacebookもやっていて、
これは日記みたいなものです。

現場回り日記とか、
日頃の活動記録みたいな感じですね。

図にしてみましたので、
詳しくは動画を見てください。

家づくりを考えておられる方は、
オープンハウスの予約をされるし、
モデルハウスにも来られます。

ただ当社は年間で
9〜10棟しかやっていない会社ですから、
毎月オープンハウスをやっても
相手にできないし、そもそもそんなに
来るわけでもありません。

淡々と自分のペースを守りつつ、
同じ職人さんと共に仲良くみんなで
ワイワイ言いながらやってる感じです。

これが私の経営スタイルというか
家づくりのスタイルなので、
すぐ来てすぐ建ててというのは
正直難しいです。

当社の家づくりのコンセプトを
曲げてまでやってくれというのは
正直難しいわけです。

スタイリッシュで
こういう家がいいと言われても、
それが良いか・悪いかではなく
私の家づくりのコンセプトとは
違うし、私がそういう家を
作っていても楽しくないし
面白くないのもあります。

自分が好きではないことを
商売のため・お金儲けのために
やるのはあまりいいことでは
ないと思っています。

私の中では家を作ると同時に
その後にお客さんが住んで、
せっかく作った家で
遊んでもらう・楽しんでもらう、
家族仲良く人生を謳歌する家を
つくりたいのです。

さて前置きが長くなりましたが、
メルマガに感想や質問を
いただきましたのでお答えして
いきたいと思います。

ある工務店さんで
家づくりをされている方から
日射取得なしで真冬の室温
20度以上を維持するには
付加断熱を推奨されている・・・
というコメントを
いただきました。

これはもしかしたら
勘違いされていたり、
すでにご理解されていたり
するかもしれませんが、
場所によって違うところも
あります。

もちろん付加断熱した方が
安全というところはあります。

それから
床下エアコンには
セルロースファイバーは
不向きですか?という
コメントですね。

別にセルロースファイバーでも
問題ありません。

ただしセルロースファイバーは
性能値があまりよくないので、
6地域で日射取得が仮にできない
状況の中で室温を保とうとすると
それなりの厚さが必要です、
というだけの話です。

同じ性能を出すのに
30倍発泡だったら10cmの厚みで
良かったものが、セルロースなら
20cmになっちゃうので、
柱の太さが全て変わったりします。

間取りによっては
部屋が狭くなってしまいます。

そういうところまで含めた時には、
セルロースファイバーの方が
発泡ウレタンの30倍より安かった
としても、トータルで考えたら
セルロースファイバーの方が
高くなったということが
あるわけです。

それから
セルロースファイバーは
調湿性能が優れていると
言われますが、そもそも
セルロースファイバーは
調湿材ではありません。

断熱材に求めるものは
何かと言えば、断熱性能ですよね。

そこを一番高めるための
方法を考えるのが
断熱材メーカーの目標です。

調湿性能があって、
虫に食われにくくて、
防音性能もあって・・・
というのも良いのですが、
断熱性能はどうなのか?
という本質からズレている
という気がします。

たからといって
セルロースファイバーを
バカにしているわけでは
ないですからね。

当社でも
セルロースファイバーを
屋根断熱に使っています。

ただどうしても性能値は
低いので、その分を厚みで
カバーしています。

ただこの方が仰っている
UA値を0.4にするとなると、
かなり厚く吹かないといけないので、
コストが高くなるでしょうね。

場合によっては
高性能グラスウールにするとか
発泡ウレタンの30倍にする
というのも1つの手だと思います。

それから
床下エアコンは壁掛けか
床置きどちらが良いか?
というご質問もあります。

当社のモデルハウスは、
当初は床置きエアコンを
付けていました。

ただより高性能化を
目指したときに、
壁掛けエアコンに
変えた経緯があります。

これは家の性能に
よるでしょう。

UA値が0.6〜0.7で
C値が0.9、複合ペアガラス
サッシの中で床置きエアコンだと
床下の温風がなかなか
上がってこなくて2階が
寒くなったり、2階まで
上がりきらないということが
起こり得る可能性があります。

これはあくまでも
家の性能とセットで
考えられると良いと思います。