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 | 2020.06.02

オール樹脂サッシ+ハニカムブラインド=最強

今回は窓について
解説をします。

窓と言っても
窓のU値、
熱貫流率についてです。

窓はこのU値で
性能がわかるんですね。

熱貫流は何かと言うと、
ものすごく簡単に言うと
熱の通りにくさです。

この数字が低いほど
高性能という話です。

なので
アルミサッシよりも
オール樹脂サッシの方が
U値が低いですし、
オール樹脂サッシでも
トリプルガラスの方が
ペアガラスに比べると
4割ぐらいはU値が
下がります。

なのでペアガラスの
U値が2だとすると、
トリプルは1.2ぐらいに
なるんですね。

他の動画でも
言いましたが、
窓から出る熱の量は
家全体から比べると
ものすごい量になります。

なので窓に良い物を
使うというのは
絶対原則です。

なおかつ
西や北、東など
日射取得面ではない
ところはなるべく
窓を小さくしなくては
いけません。

今日はこの窓の
U値を簡単に上げる
方法について解説します。

他の動画でも
解説しましたが、
ハニカムブラインドを
使う方法です。

トリプルガラスの弱点を解決する方法

ハニカムブラインドは
空気が入るような
構造になっています。

空気はものすごく
断熱性能が良いものです。

ただ空気は
動いていますので、
静止することが
できれば本当に
断熱性能が良いものです。

ハニカムブラインドは
窓にピッタリと収めて
空気の膜をつくることで
断熱性能を上げます。

ハニカムブラインドは
いろいろな厚みが
あります。

一番薄いもので
幅が25mm、
その上が38mmや
45mmになります。

ではU値2の
ペアガラスの樹脂サッシに
45mmのハニカムブラインドを
付けるとU値が1.2〜3に
なっちゃうんですよ。

ということは、
ペアガラスに
ハニカムブラインドを
付けると、トリプル
ガラスと同じ性能に
なってくるという
ことです。

では最初から
こっちの方が良いんじゃ
ないかと言うと、
これは考え方です。

これも他の動画で
言いましたが、
トリプルガラスは
性能が良いものなので
日射取得がどうしても
減ってしまいます。

日射取得率を高める方法【窓編】

それをペアにすることで
日射取得を入れながら
ハニカムブラインドを
付けて最終的には
トリプルと同じような
性能に持っていくという
使い方ができます。

ハニカムブラインドは
当社のモデルハウスや
お客さんの家でも
全部付けています。

ただほとんどの方は
ハニカムブラインドを
見たことがない感じが
します。

高気密高断熱住宅を
つくってる会社さんに
行かれた人でも、
ハニカムブラインドを
知らない方は多いです。

その代わりに
なんでもかんでも
南側にトリプルガラスを
使う会社さんが多い気が
と思います。

ただそうすると
日射取得が減るので
良い使い方ではない
ことになります。

ただハニカムブラインドの
欠点は、窓のサイズに
ピッタリと収めなくちゃ
いけないということです。

窓枠が付いたあとに
寸法を図って、
それからオーダーで
発注して付けるので
手間がかかります。

オーダーものなので、
カーテンに比べると
価格は高いです。

ただ間違いなく
性能はあるものなので、
高気密高断熱住宅を
つくりながら日射取得を
考えつつ、熱を出さない
ということを考えれば、
ハニカムブラインドは
絶対必須ということを
覚えておいて
いただければと思います。

私がこんなことを
言うのもですが、
一番いい例が業界で
有名な一条工務店さんは
ハニカムブラインドを
ちゃんと付けています。

ハニカムブラインドが
ないと、本当の
高気密高断熱住宅には
ならないと思います。