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 | 2020.08.29

除湿器には、夏用と冬用がある

今回は除湿器について
解説をします。

当社のお客さんには、
除湿器をすすめています。

当社がつくっている家は
高気密高断熱系の家で、
家の室温が均衡しやすく、
外の空気が入りづらい
状態になっています。

室内干しをやめて
もらいたい時期があって、
それはやっぱり夏です。

夏に室内干しをすると
衣服から出た水分が
家の中に溜まるので、
エアコンをかけても
除湿をする方に力を
とられてしまいます。

ものすごくエアコンに
負荷がかかるんですね。

基本的に夏の室内干しは
やめていただいて、
外で干してもらうとか
共働きの方なら乾太くんを
使ってもらったりします。

あとは洗濯機でも
ヒートポンプ式の乾燥付の
ものが最近はあるので、
それを買っていただくことを
おすすめしています。

あとは除湿器ですね。

例えばお子さんが
まだ使ってない部屋が
あったとしたら、
そこに洗濯物を干して
いただいて、除湿する。

そうすれば他の部屋に
湿気がいきませんから、
当然エアコンの負荷も
かからなくなります。

家の中も涼しくなり
やすくなるので、
おすすめしています。

では本題に入ります。

除湿器は大きく分けると
3種類あります。

コンプレッサー式、
デシカント式、
ハイブリッド式です。

コンプレッサー式は夏用、
デシカント式は冬用、
ハイブリッドは何でもOK、
という感じです。

ランニングコスト的に言うと、
コンプレッサーを1としたら、
デシカントは2、
ハイブリッドは
使う時期によって変わるので
1〜2としましょう。

そうすると
コンプレッサー式が
一番電気代が安くて良いし
デシカント式は一番電気代が
高いから悪いのかな?
という風に見えます。

コンプレッサー式は、
単純に言うとね
エアコンみたいな感じです。

エアコンには除湿をする
機械、フィンというものが
あります。

これをどんどん冷やすと、
湿気が移動してきて
最終的に水分になります。

エアコンにはドレンという
ホースがあって、水が外に
捨てられます。

これを要は
コンプレッサー式と
言います。

除湿器も全く同じで、
中に湿気を呼び込んで
水にして、タンクに
溜める仕組みです。

ここで除湿器とエアコンの
違うところというのは、
エアコンは冷たい空気を
出すときに、温かい空気を
室外機から外に出します。

そうやって熱交換を
しています。

でも除湿器には
室外機がないので、
どこからか温風が
出てきます。

なのでどうしても
温度が上がるのが
マイナス点としてあります。

次にデシカント式は、
簡単に言うと中に
乾燥剤が入っていて、
それに水分を吸わせます。

それに電気を与えて
また乾燥させるというのを
繰り返します。

当然、そういうときに
電気を使って乾燥させるので
電気代がかかります。

これがデシカント式の
デメリットになります。

ただ先ほど
コンプレッサー式が
夏用と言ったのは、
冷たくして温かい空気を
付着させるからだと
言いました。

冬はそもそも空気中が
そんなに温かくない
ですよね。

なので冷やしても
水分がきにくいことが
どうしてもあります。

冬でも使えますが、
夏のような熱い空気の方が
効率が良いという考え方です。

デシカント式は
温めて引っ張ってくるので、
冬の寒いときでもそんなに
影響はありません。

最後にハイブリッド式です。

これは両方を
兼ねたものなので
どちらも使えますが、
マイナス面は金額が
高くなります。

機種にもよりますが、
コンプレッサー式が安くて
次にデシカント、ハイブリッド、
となります。

私の家でも
コンプレッサー式を
使っています。

高気密高断熱で
性能の良い家をつくると、
夏以外は部屋干しをして
もらって構いません。

もともと温かい家は
飽和水蒸気量といって
空気中の水分を吸える量が
ものすごく多くなるので、
夏以外は室内干しをして
もらった方が家の中の
水分が適正になって
良いという傾向があります。

ただ夏はどうしても
エアコンに負荷がかかるので
よろしくありません。

そうすると夏だけ
除湿器を使ってもらう
という考え方で言えば、
コンプレッサー式が
値段も安くて電気代も
かからなくて一番理には
かなってるなという
感じはします。

もしみなさんのつくる
家の性能がよろしくない
感じの場合は、場合に
よってはハイブリッド式の方が
良いかもしれません。

その辺りを考えながら
選定してみるのも、
なかなか面白いんじゃ
ないかなと思って
このような動画にしました。