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 | 2020.05.12

逆ベタ基礎工法にするメリットはあるのか?

今回は
基礎について
解説をします。

基礎と言っても、
逆ベタ基礎です。

知っていますか?
ベタ基礎を反対に
したような感じです。

一般的なベタ基礎は
砕石がすいてあって、
会社によっては
防水フィルムを貼って
湿気を防ぎます。

GLと言いますが、
基礎が少し埋まって
います。

場所によって
違いますが、
凍結深度といって
軽井沢のような
寒い所だと1mとか
入れないと泥が
固まって基礎が
上げられて
しまいます。

当社の太田市だと
埋まってるのは
5〜10cmぐらいが
埋まってる感じ
ですね。

逆ベタ基礎は
ベタ基礎の逆なので
砕石を詰める感じに
なります。

これも会社に
よって多少違うと
思いますが、
砕石を詰めちゃう
場合もあるし、
泥を盛って詰める
場合もあります。

ベタ基礎も
逆ベタ基礎も
メリット・デメリットを
判断するのはなかなか
難しです。

当社はベタ基礎にして
基礎断熱工法を
採用しています。

基礎断熱にして
床下に空気を
通さない。

床下の湿気が
溜まっちゃうと
困るので、
これを室内側に
抜いたり、
床下まで温かくする
ことで床下の湿気を
飛ばして溜まらない
ようにしています。

逆ベタ基礎の場合、
床下とコンクリートの
間の空間って
狭いですよね。

ここに溜まった
湿気をどうするのか、
気になる所はあります。

もし逆ベタ基礎に
するのであれば、
湿気が溜まりっきり
だと怖いので、
湿気を室内側に戻すのか
他の換気方法が必要かな
と感じます。

この逆ベタ基礎は
最近できたものでは
なく昔からありました。

私がこの商売を始めた
18年ぐらい前から
ありました。

逆ベタ基礎を
やってる会社が
なぜこれをやってるか
というと、基礎を
掘った時に出る残土が
少なくなるからです。

単純に言うと、
基礎を作る時に
泥を掘るんですね。

逆ベタ基礎の場合は
埋まってる部分が
少ないので、そんなに
掘る必要がないのです。

本当に少し掘って、
逆に砕石を盛って
その上に型を組みます。

1回で打てるので
楽じゃないかというので
多分始まったと思います。

ローコストに
基礎を作れるという
メリットがあります。

昔だったら
狭い敷地の場合は
泥を捨てるのも
大変だから、
逆ベタ基礎の方が
良いんじゃないか
というのがありました。

なのでそんなに
歴史が新しいわけでは
ありません。

ただ私が気になるのは、
確かにそれは悪くない
けど、湿気の部分が
どうなのかな?と
気になります。

某会社さんは、
ベタ基礎だと水害に弱く、
逆ベタ基礎だと強いという
理屈になるようです。

その理屈は、
仮に水がきた時に、
基礎パッキン工法の
部分から水が入って
水浸しになるという
理屈です。

逆ベタ基礎の場合は
水がきても
そもそも空間がないから
水は溜まりませんよと。

あとは水が入って
溜まると、家が水で
浮いちゃう?と
言っています。

逆ベタ基礎なら
下に埋まってるから、
水が来ても
浮かないという話です。

ただ埋まってるから
といっても、
5〜10cmぐらいですから
正直変わりません。

そんなに大きな波が
来ると、削られて
逆ベタ基礎の方が
起き上がるのでは!?
という気もします。

でもやっぱり
物事って難しいです。

やっぱりこういうのを
売りたい会社さんは
いかに逆ベタ基礎が
良いのかということを
強調して言いますが、
逆のこともあるわけです。

なので客観的な目を
持ってる方や
私の動画をしっかり
観てる方だったら
確かにそういう意見も
あるよねということが
わかると思います。

なので決して
こういう工法が
悪い訳ではありませんが、
住宅業界は自分の長所を
強くしてセールスを
していく所があるので、
ちょっと気を付けた方が
良いと思います。

なぜかと言うと、
そこは家づくりの本質では
ないですよね。

本質ではない所を
一生懸命強くして、
そちらを選んでしまって
実際の本質が後回しに
なっちゃって、
住んでからそっちが
わかったなんてことが
本当にあるんですよ。

なのでいろいろ
勉強したり、
営業マンさんの話を
聞くのも良いですが、
今は本当に情報過多の
時代になってますから、
情報を入れ過ぎない方が
良い場合もあります。

くれぐれも
お気を付けください。