今回は断熱材の話を
ちょっと違う視点から
話してみたいと思います。
実はこの話はお客さんから
実際にこういう事を
言われた事があるんですね。
グラスウールというのは
ものすごく安価で高性能にできて
良いというのがわかったんだけど、
グラスウールをちゃんと入れるのは
技術力がないと難しいから
そうであれば手っ取り早く
発泡ウレタンを使った方が
間違いないです。という風に
他の住宅会社さんから言われたけど
そういう選択肢もあるんですか?
と聞いたんですね。
これは確かにその通りなんです。
下手な大工さんが入れる
グラスウールってものすごく
断熱欠損が大きくて怖いので、
そうであれば発泡ウレタンを
吹いちゃった方が早い
というのもあるんですね。
ただ発泡ウレタンというのは
気密が高まるとか良い所もありますが
長い目で見た時に確信じゃないですが
劣化しやすいという傾向があると
実際に言われています。
あと高性能グラスウールを
ちゃんと入れた物よりも
性能値は落ちるという風にも
実際には言われています。
なので良い所も悪い所も
お互いあるけどやっぱり正論としては
きちんと高性能グラスウールなりを
壁の中に入れて、気密シートも
ちゃんと貼って気密を取るという事が
やっぱり正論なんですね。
実際うちの会社でも
壁には裸のグラスウールを入れて
気密シートちゃんと貼って、
天井にも断熱材をたくさん入れます。
やっぱりQ値という性能値も
上がりますし、C値も毎回測定して
0.4以下になります。
良い場合は0.2になることもある。
そういう事は実際できるんですね。
私はそれが家づくりの本質だと
思うんですね。
職人の本質というかね。
これを放棄してしまって、
そういうのは大変なんですよとか
そういう事をやるのは面倒とか
だから発泡ウレタンの方が早い
と言うのは、住宅業者としてすでに
万歳をしちゃってるように
私は見えるんですね。
そういう考え方というのは、
効率で言えば確かにありですが、
はたしてそういう考え方で
ちゃんとした家づくりができるのか
と個人的には思います。
なので皆さんが安価で高性能な
グラスウールを使いたいけど、
一方で職人さんによってバラツキが
出ちゃうから発泡ウレタンじゃなきゃ
ダメかなと思っているのであれば、
答えは単純です。
ちゃんとした施工をして、
ちゃんと数値を計って公表してる。
もしくはそういう事をちゃんと
声を大にしている住宅会社さんを
選ぶという方法にすれば
いいだけの話です。
実際にそういう住宅会社さんは
ちゃんと探せば世の中にありますから。
もしその方法がわからないのであれば、
手前味噌ですが私のメルマガやブログを
読んでみてください。
こういう所を
チェックした方が良いとか
工務店選びのポイントとかも
書いてますので。
そういうのを読んでみたその上で、
皆さんに合った工務店さん選びを
すれば間違いなく性能の良い、
きちっとした家ができます。
安易にこういうのは危ないから
こっちの方が良いというのは
同じ同業者としてはちょっと
どういう考え方なのかと正直思います。
ぜひ皆さんは惑わされないで
いただきたいと思っています。
ぜひ参考にしてください。