気密性能を高めるポイントは発泡ウレタン断熱を使用する事ではありません(笑)
発泡ウレタン一発で気密を高める事も悪いとは言いませんが、私は好きではありません。
また、窓をFIXばかりにして気密性能を高める事も、私は好きではありません。
その理由は、ここでは書きませんが、メルマガやYouTubeでは解説をしていますので、
ご興味のある方はご覧になって頂ければと思います。
強いて言えば、家は気密性能を高める事を目的に設計する事はおかしいと感じるからです。
話を元に戻しますが、気密を高めるポイントは、細かい部分をしっかりと処理する事しかありません。
窓の隙間はメーカーさんでしか対応は出来ないからです。
ですので、なるべく気密性能を高めやすい窓を使用する事が重要だと思います。
また、気密シートだけでなく、外部のパネルでの気密処理を併用した方が確実であり簡単です。
この方法だと長期に渡って気密性能が劣化しにくい様に感じます。
気密性能を高めないまま高性能な1種換気を設置している住宅会社さんも多いようですが、
一般的な見解として、C値1.0以下(長期的な劣化を考えると0.5以下を推奨します)でないと
1種換気の性能は発揮できません。
C値2.0の家に1種換気を設置しても、
効率的にはC値1.0以下の3種換気と変わらないと言われております。
様々な情報を自由に無料で取得出来る時代になりましたが、
その情報を生かし切れていない方も多い様に感じます。
そうは言っても、カタログに凄そうな事が書いてあると
信用してしまう方も多いのかもしれませんね。
既に、大きな会社が言う事だから信頼性がある?と言う時代では無さそうです。
また、気密性能を高めると室内が湿気だらけになるのでカビが生えやすくなる?とか、
室内の空気が汚れてしまう等と説明する方は未だに居るのも不思議です。
そのような家では、どのように換気をするのでしょうか?
気密を高めずに隙間を多くして、自然に換気をさせるのでしょうか?
仮に、そのような事をしたら、夏には外の湿気が入って来てしまいますし、
冬は外の乾燥した空気が入ってきてしまいます。
気密を高めると言う事は、室内の汚れた空気や湿気を効率的に排出する為です。
この辺りを正しく理解せずに、
何となくイメージで考えている実務者や消費者の方が居るのが不思議です。
ここも情報を生かし切れているかどうかだと思います。