壁や屋根の断熱工事も終わりましたので、気密シート張りや各所下地取付を行っています。
館林の家は延床面積31坪ですが、延床面積以上に大きく見えます。
特に1階が大きいので、それに伴って屋根も大きくなり、プロポーションも良くなります。
ただし、問題もあります。
それは屋根裏エアコンだけで、家全体を空調する事が難しくなる点です。
屋根裏エアコンで家全体を空調する場合、1階と2階の比率があります(私の経験上)。
床下エアコンも同じで、床下エアコン1台で空調できる限度もあります。
計算ではOKであっても、実際には暖かくならない事もありますし、
そんな家を見たこともあります。
その理由は、面積だけでなく、
間取りや基礎形状やエアコン位置によっても暖かさが変わってしまうからです。
流石に、市販のソフトは、そこまで厳密に考えてくれません・・・
館林の家は、屋根裏エアコン1台で空調する事も出来ない事もないのですが、
IHではなくガスを使っている事や、無理に1台に拘る事よりも、
補完的に小さなサブエアコンを1台設置した方が確実だと言う判断にしました。
それほど暑くない時は屋根裏エアコン1台で空調し、
物凄く暑くなった場合や、真夏にガスを使って料理をしている時は、
サブエアコンを稼働させればOKですね。
屋根裏エアコン1台に拘るあまりに、色々な機械をドッキングし、
メカメカ空調システムにしても仕方がないように感じますが、
アピールにはなるかも知れません(失礼)。
でも、それを凄いと感じる消費者の方もいるのでしょうね。
私は、住み心地と共に、建ててからなるべくお金のかかりづらい家が良いと思っています。
若い頃は、元気もあるし、何とかなるように思えるかも知れません。
そうは言っても、10年や15年毎にお金のかかり続ける家は本当に嫌になると思います。
ここをしっかりと理解できる方は、家づくりの優先順位も明確になりますよね。