こちらの家は駅前の住宅街にあり、敷地の周囲を建物で囲まれています。
また、敷地形状は東西方向に長い為、日射取得が出来づらい状態です。
このような場所に家づくりを計画するとしたら、
Ua値を下げる事に優先する設計をさえる方は多いかもしれません。
全ての窓をトリプルガラスの樹脂窓を使い、窓も小さくし、
ひたすらUa値を下げる事で熱損失を減らそうと考えるかもしれません。
特に、Ua値を計算できるソフトを多用する方は、その傾向が高い様に感じます。
ソフトの使い過ぎは、頭を使わなくなりますので、経験も感も磨けなくなります。
また、ソフトの言うとおりに設計をしても、それが快適になるとも限りません。
私もソフトを使ってはいますが、あくまでも参考程度です。
冬は2階の窓から日射取得を行い、
2月中旬を過ぎると、1階の窓からも日射取得が可能になります。
このようにする事で、室内も快適になりやすいですし、閉鎖感もなくなります。
家は人間が住む場所であり、楽しむ場所でもあります。
Ua値の競争をする為の道具ではありません。
日射取得が出来るような状況にも関わらず、
一年中ブラインドやシャッターを締め切っている家を見かける事がありますが、
何となく違和感を感じてしまいます。
それでも若い頃は良いのかも知れませんが、
歳を重ねて家にいる事が多くなると違和感を感じてしまうかも知れません。