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 | 2025.01.23

館林市の現場にやってきました。

掘削も終わり、今日は捨てコンクリートを作っております。
捨てコンクリートとは、鉄筋や型枠を設置するための下地コンクリートです。

名前がイマイチ?なのですが、基礎本体の強度には関係がないので、
捨てコンクリートと呼ばれるのかもしれません。
しかし、鉄筋や型枠を設置する為には必要なコンクリートなのに、
捨てコンクリート等と言う呼び方は失礼かもしれませんね・・・
新しいネーミングを勝手に考えようかな(笑)

捨てコンクリートが固まると、次は鉄筋組立を行います。
地中梁の無い様な基礎であれば組み立てるのも簡単なのですが、
正しく構造計算を行うと地中梁は必要になります。
特に、壁と壁の距離が離れているような間取りであったり、
建物の形が凸凹していたり、1階と2階の大きさが違っていたりすると
地中梁が必要になりやすいはずです。
しかし、どんな形の家を建てていたとしても、
基礎の鉄筋はいつも同じになっている家は多いように感じます。

でも、総2階建ての間取りの家と、そうでない家の基礎が
同じになるのは不思議な感じがするのですが、
ここは建築確認申請には関係ないので、
住宅会社さんの考え方次第となっているのだと思います。

そうは言っても、地中梁を入れるような基礎だとコストも掛かります。
建築コストも上昇していますので、
消費者の方が買いやすくする為に色々と頭を絞る必要があります。

そうなると、消費者の方が目に付く部分ではなく、
目に付きにくい部分やアピールし難い部分をカットするのが一般的だと思います。
私も消費者の方がお求めやすい家を提供したいと考えてはいるのですが、
そうなるとプロから見て大事だと思われる部分を削っていく事が必要になってしまうのです。
何故ならば、プロから見て大事だと思われる部分は、一般的に消費者の方にウケないかからです。

プロからみて重要だと思われる部分は、以下だと思います。
基礎・骨組(耐震)・窓・断熱及び気密・屋根&外壁
通気・空調計画・間取り(建物の形や配置や窓位置等も含む)等々。

逆に、プロから見ると、そんなに重要ではないと思われる部分が
消費者の方にウケたりするのです。
間取り(部屋割り)・デザイン・軒ゼロ・設備仕様(キッチン・食器収納・洗面台・お風呂)
インテリア・ZEH仕様・HEMS・IOT・蓄電池・最新家電等々。

だからと言って、良いとか悪いとかではありません。
でも、後者を選ぶと、ランニングコストやメンテナンスコストが増大するのは事実だと思います。

追伸です
私が考える建築コスト削減の方法をメルマガにて解説したいと思っています。
また、そのヒントとなる住宅を見学しましたので、動画も紹介します。