今日は前橋市で施工中のお家で気密測定を行いました。
そこで、せっかくの機会ですのでお施主さんもお誘いしたところ、ご家族で参加してくれました。
気密測定の測定回数に決まったルールはありませんが、まずは軽くテスト測定を行います。
その後、窓が確実にロックされているか?等を調べて、測定をします。
最後に、貫通孔(換気扇)と玄関ドアの下枠のテーピングを再確認して、測定を行います。
測定結果は、0.26/0.20/0.18でした。
平均すると、0.2となります。
良い数字ですが、ここまで数値を低くする必要もありません。
長期的な劣化等を考えると0.5以下になっていれば問題はないと考えます。
ただし、発泡ウレタン断熱だけで気密を高める工法ですと、少々事情が違うようにも感じますが・・・
なお、気密測定を行う場合に重要な事があります。
それは、どの段階で測定をするのか?です。
これを間違ってしまうと、測定結果は良かったのに、住んでみたらコンセント部分から風が入って来る・・・なんて事が起こったりします。
詳しくはメルマガにて解説をします。
最後に・・・
測定したお家は、当然ですが工事中です。
ですので、誰も住んでいませんし、暖房器具もありません。
しかし、外気温8℃程度でも、室内は22℃程度はあります。
このような状態で生活をして頂ければ、内部発熱で3℃位はあがりますので、室温は24℃以上にはなります。
その結果、暖房器具を使用する必要も無くなります。
工事中に寒い家が、住み始めたら急に暖かくなる事はありません。
皆さんも、工事中の家に出掛けてみましょう。
そうすれば、住んでからの状況が想像出来ます。
大工さんが厚着をしながら工事を行っている家は、住んでからも寒いのです。
ここは、卓上の計算であるUa値とは全く違います。
くれぐれもお気を付け下さい。