こんにちは! 平石です。
前橋市にて、基礎工事が完成した現場があります。
基礎はコンクリートを流し込んでしまうと、どこも同じ基礎に見えてしまいます。
しかし、実際は建築会社によってかなりの違いがあります。
因みに、コンクリートを流し込む前の鉄筋はこのように密に組み込んでいます。
家は見えるところも大切ですが、見えなくなる所はもっと大切だと考えます。
後で手直しする事ができませんので・・・
また、ただ単に鉄筋の量を増やせば、頑丈な基礎ができるというものでもありません。
荷重がかかる所への配慮(事前の構造設計)から始まり、コンクリートの強度(硬さ)、鉄筋の組み方(施工)まで、全て含めて丈夫な基礎となります。
これは基礎に限った話ではありません。
何か良い物を使えば性能が上がる・・・
空調設計などでも、同じ様な事が起きる事もあるのです。
断熱材を良い物のすれば・・・
床下エアコンを付ければ・・・
窓を良い物に変えれば・・・
という声を聞く事があります。
これは、間違いでもありませんが、合っているともいえません。
なぜならば、『何か一つをよくすれば・・・』というのではないのです。
全てをバランスよく組合せて計画・施工する事で、初めてその性能を発揮するのです。
これから家づくりを始める方は、ぜひ、そういう所に注意して家づくりを行って頂けたらと思います。