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 | 2021.07.21

高気密高断熱にしても、それだけでは涼しくはならない

高気密高断熱だけでは涼しくなりません。

また、Ua値が低くても同じです。
ちょっと考えて頂ければ解るのですが、断熱材を沢山入れたとしても、それだけで涼しくなることはありません。
もし涼しくなるのであれば、簡単な実験方法があります。
それは、真冬に着るダウンジャケットを着て見てください。
恐らくですが、物凄く暑いはずです。

住宅会社さんの中には、高気密高断熱住宅にすれば、夏涼しくて冬暖かい家になると説明する方もいます。

写真は、今週末にオープンハウスを開催させて頂く家の室温です。
HEAT20G2クラスの性能を持ち、気密性能も0.2以下です。
それでも、室温が32℃もあります。
じっとしているだけでも暑いです。
こうなってしまう理由は簡単で、ハニカムブランドを締めただけで空調も稼働させていないからです。
更に、この家は冬の日射取得を促進する為に、みなみ側には大きな引違い窓が沢山付いているからです。
しかし、日射遮蔽をしながら、屋根裏エアコン1台を稼働させると、どのようになるでしょうか?
オープンハウスに参加される方は楽しみにして下さい。
住み心地とは、Ua値やC値だけではありません。
お気をつけてお越しください。