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性能
 | 2020.10.25

簡単に暖かい家を作る方法

昨年の冬は物凄く暖かったのですが、今年の冬は寒くなりそうな気がします。

因みに、昨年の冬は物凄く暖かかったので、ランニングコストも物凄く少なかったですね。

お引渡しをして初めての冬を迎えるお客様4人に電気代を見せて貰ったのですが、少ない家だと4千円位でした。
多い家でも6千円位でした。

床下エアコンを使ったのに、4千円しかかからなかったと言う意味です。

ただし、

勘違いをして貰うと困るのですが、床下エアコンで暖房すると物凄く電気代が安いという意味ではありません。

エアコンは効率の良い器械ですが、それでも使えば使っただけランニングコストは掛かります。

そうならない為に、設計で工夫をする必要があります。

暖房してもランニングコストが安くなる理由は、床下エアコンをメイン暖房として考えていないからです。
では、何がメイン暖房なのか?と言うと、こちらのコメントが参考になります。

私のYOUTUBEに頂いたコメントです。

一条工務店さんは高性能な家を作られてはいますが、パッシブではなく、アクティブです。

アクティブとは機械に頼ると言う意味です。

YOUTUBEでも解説をしていますが、冬の暖房エネルギーは夏の冷房エネルギーに比べると大幅に高くなります。

地球温暖化により、少しつづ縮小する傾向はありますが、それでも高くなります。

その理由は温度差が大きいからです。

例えば、冬の太田市の平均気温は10℃位です。

その時に快適な室内温度が22℃だったとします。

そうなると温度差は12℃になります。

夏の太田市の平均気温は32℃位です。

その時に快適な室内温度が27℃だったとします。

そうなると温度差は5℃です。

要するに、夏と冬とでは倍近い温度差を埋める必要がある事になります。

この温度差を埋めるために、夏であればエアコンを使うしかありません。

冷房に関して言うと、エアコンしかないと考えて貰っても結構です。

他にも輻射式冷暖房と言う商品がありますが、設置コストを効果を考えるとオススメ出来ません。

設置金額は250万円位すると聞いた事があります(凄い!)

冷房だけでなく暖房にも使えますが、機械ですから必ず壊れます。

高額なだけに、メンテナンスコストも高くつくような気がします。

暖房器具には色々な物があります。

エアコン・電気ストーブ・オイルヒーター・ファンヒーター・石油ストーブ・遠赤外線ストーブ等々です。

暖房器具を選ぶ際に気を付けなければならないのは、機種によって効率が全く違う事です。

例えば、最も効率の良い暖房器具と最も効率の悪い暖房器具だと、5倍も違う場合があります。

要するに、同じ室内環境にするのに5倍のエネルギーコストが掛かってしまうと言う意味です。

高気密高断熱の家を作ったのは良いのですが、空調機の選定で失敗してしまうなんて事になってしまったりします・・・

大手ハウスメーカーさんに行き、「寒い家は嫌です!」と言うと、必ず進められる暖房機があるようです。
先日に下田島モデルハウス見学にお越しになった方から聞きました。

確かに、この暖房機を使えば、どんなに寒い家でも必ず暖かくなります。

それ程、高気密高断熱にする必要もなく、窓もアルミ樹脂サッシでも良いかも知れません。

床面を強烈に暖めてくれるので、離れられなくなります。

しかし、デメリットもあります。

設置していない場所との温度差が物凄いので、寒い場所が余計に寒く感じます。

また、熱すぎるので、頭がぼおっとする事があります。

床の断熱気密が悪かったりすると、エネルギーの垂れ流しになります。

床下に埋められているので、壊れた時には床を剥がす必要があるかもしれません。

ピアノを使う方は乾燥し過ぎて鍵盤がくるってしまうので、設置には注意が必要です。

床が乾燥し過ぎてしまうので、無垢の床は使えません

これらを踏まえて設置する事をオススメします。

因みに、うちの古い実家も寒いと言うので、設置してあげたのですが、ランニングコストの高さにビックリして使わなくなりました。

次は、大きな太陽光を付けないとダメかな・・・