Facebook
X
YouTube
ホーム > ブログ > ブログ > 今月末(2020年9月末)までに契約を行い、来年12月(2021年12月)までに引き渡しが終われば、住宅ローン減税の期間が3年間延長されるのか?
ブログ
 | 2020.09.01

今月末(2020年9月末)までに契約を行い、来年12月(2021年12月)までに引き渡しが終われば、住宅ローン減税の期間が3年間延長されるのか?

先日に家づくりのご相談を受けたお客さんから質問を頂きました。

その質問とは、

「今月末(2020年9月末)までに契約を行い、来年12月(2021年12月)までに引き渡しが終われば、住宅ローン減税の期間が3年間延長されるのですよね?」

確かに、本来の住宅ローン減税期間は10年ですが、消費税の増税対策として3年間の延長が決定しているのは事実です。

また、その条件として来年12月末(2021年12月末)までの入居が条件です。

しかし、本来の趣旨は今年12月末までに入居する条件だったのを、コロナウィルス対策として1年間延長してくれたのです。

要するに、基本的な考えとして、今から家づくりを計画し、来年末までに入居をする方には適用されません。

しかし、ここで話は終わりません。

世の中には、色々な方がいました、この制度を悪用?しようとする方がいます。

そのような方々の説明ですと、

「今月末(2020年9月末)までに契約をして頂ければ、住宅ローン減税が3年間延長されます。お急ぎください!」

この説明は正しいのでしょうか?もうお判りですよね?

一番最初にも書きましたが、

「2020年12月末までに入居予定だった方が、2021年12月末までに延長される」為の法律です。
なので、そもそも2020年12月末までの入居を予定していなかった方は、対象にはなりません。

例えば、
建築許可が来年にならないと降りない土地なのに、9月末までに契約をし、来年12月までに引き渡しになったとします。
この場合は当てはまらない事になることは解るかと思います。

それでも、先程のような説明を信じて、9月末までに契約をされる方もいらっしゃるかも知れません。

しかし、再来年3月になって住宅ローン減税の適用の為に確定申告を行った場合に、認められない事があるかも知れませんし、税務署の方が見逃してしまうかも知れません。

その時になって、「話が違うじゃないか?」と説明をした住宅会社に文句を言っても、どうにもなりません。

でも、「もともと10年だったのを、13年になればラッキー!」と考えるのであればOKです。

しかし、住宅会社に煽られ、しっかりと検討もせずに住み心地の悪い家が出来てしまったとしたら如何でしょうか?

更に怖いのは、コロナウィルスによって大幅に受注が落ち込んでいる住宅会社が、このような説明を行って、何とか契約をしようと考えているとしたら如何でしょうか?

最悪の場合には・・・・ローン減税の延長どころの話ではありません。

甘い話には、くれぐれもお気をつけ下さい。

9月末までに契約すれば住宅ローン減税が3年間延長されます!

などと間違った説明を堂々とHPに書いてしまう住宅会社もあります。

「住宅ローン減税 延長」などのキーワードで検索すれば出てきます。

でも、そのような説明をするのは、法律違反に加担しているのと同じになる可能性もあります。

そもそも、そのような会社のコンプライアンスはどうなっているのだろうか?とも感じてしまいます。

追伸です

更に詳しく知りたい方はメルマガ登録をしていただくと理解がしやすくなります。

メルマガでは、住み心地の良い家づくりの方法や、住宅会社が知られたくない情報等を配信しています。

正しい家づくりをされたい方はご登録ください。

https://www.kosodate-sekkei.co.jp/magazine/

しかし、こんな事を書くと同業他社から悪口を言われる事があります。

また、ネットに書き込みをされる事もあります。

でも、正しい情報を発信する事が同業他社の迷惑になるのであれば、

それはおかしな事だと思っています。