太田市で工事中の大きな平屋住宅で気密測定を行いました。
先週の桐生市での測定に引き続き、本日は太田市にて気密測定を行いました。
当社では、全ての家で気密測定を行い、家の隙間面積を計算しています。
この隙間面積の値をC値と言い、C値=1.0以下の家を高気密と言います。
因みに、住宅会社の中には、C値=2.0でも高気密と説明される方がいるようですが、信じないようにしましょう。
これは、例えるならば、リッター10㎞しか走らないような古い車と比較して「当社の新型車はリッター15㎞も走るのです燃費が良いのです!」などと説明しているのと同じです。
今時、「リッター15kmで燃費が良いのです!」などと説明する方は居ないと思いますが、住宅会社にはいらっしゃいます。
そもそも、なぜ面倒くさい気密測定を毎回行うのか?
その理由は、住み心地の良い家を提供したいからです。
ランニングコストが掛かりづらく、お財布にも地球環境にも優しい家を提供したいからです。
国の規定では、断熱に関する規定(そうは言っても、物凄く低レベルな規定ですが・・・)はありますが、気密に関する規定はありません。
ですので、中小工務店だけでなく大手ハウスメーカーでさえ、基本的には気密測定を行いません。
ただし、一条工務店さんだけは、行っているようですね。
この辺りは、流石です!
消費者の方の中には、「殆どの大手ハウスメーカーでさえ行っていないのだから必要ないのでは?」と考える方もいるようです。
いやいや、そんな事はありません・・・
気密が伴わないと、せっかくの断熱性能も効果が発揮されません。
一番解りやすい例として、穴の開いたダウンジャケットを着て真冬に外出してみてください。
恐らく、ダウンジャケットに中にはすきま風が入って来てしまい、体温が低下してしまうはずです。
でも、夏だったら風が入って来て良いのでは?などと考えるかも知れませんが、温暖化の進んだ熱風が大量に室内に入ってきたらどうしょうか?
恐らく暑いし、エアコンで冷却した空気も出ていってしまいます。
こうやって説明をすると理解をして頂けるのですが、立派なスーツを着た営業マンさんに言われると、何となくうなずいてしまう方が多いようです。
失礼ですが、年配者の方は、この傾向が多いです。
最後に、気になる測定結果は・・・
これまでの最高値を上回るC値=0.1でした。
吹付発泡断熱材であれば出るかも知れない数値ですが、それを使わない所が職人技です。
追伸です
「ドコモでないと繋がらなんじゃないのか?」などと考え、毎月1万円以上の通信料を支払っている方は、同じような傾向があるかもしれません。
私の携帯電話は楽天モバイルですが、月々4千円位ですが、普通に使えます。
大きな会社が安心なのは解りますが、余計な安心料も支払っていますね。