いよいよ来月にオープンハウスを開催させて頂く太田市にて施工中の「新田赤堀町の家」が仕上げ工事に入りました。
「新田赤堀町の家」の壁仕上げは漆喰塗にしました。
二種類の漆喰を使い、仕上パターンも二種類です。
漆喰と珪藻土の違いを質問される事がありますが、簡単に言うと材料が違います。
漆喰の材料は、石灰です。
石ですね。
運動会に使う白いラインも漆喰の材料と同じです。
珪藻土の材料は、名前の通りで藻類です。藻類が固まった土です。
どちらも天然の材料ですが、効果には多少の違いがあります。
こちらも簡単に言うと、漆喰は珪藻土に比べて調湿効果や消臭効果は少ないです。
また、漆喰はアルカリ分が多いので、カビが生えにくいと言われています。
しかし、私が珪藻土と漆喰の1番の違いは何か？と聞かれたら、次のように答えます。
珪藻土は表面が柔らかいので、傷が付きやすくなります。また、落ち着いた感じのナチュラルな色合いになります。
漆喰は表面が固くなるので、珪藻土に比べて傷が付きにくいですが、ヒビは入りやすい。また、色合いはしろが主体なので明るくなります。
最後に、
珪藻土でも漆喰でも、原材料を水で溶かして塗っても張り付きません。
そこで何かしらの接着剤を入れる必要があるのですが、安い漆喰や珪藻土にはビニール接着剤を混ぜます。
そうすると、面倒な下地処理も入らなくなり、素人の方でも簡単に塗れるようになります。
しかし、本来の調湿効果や消臭効果は少なくなりますので、「なんちゃって珪藻土やなんちゃって漆喰」が出来上がります。
因みに、そのような商品のネーミングは小林製薬に似ています。
だからと言って、小林製薬の薬が効かないという訳ではありませんよ！
くれぐれもお気を付け下さい。
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