窓の結露を嫌がる方は多いと思います。
結露した窓にペタッとカーテンが付いてしまい、カビが生えているのは嫌ですよね・・・
しかし、場合によっては窓が結露している方が良い場合もあるのです。
湿気は勝手に寒い場所を探して動いていきます。
これは冷気も一緒です。
家の寒い部分(弱い部分)を勝手に探して動いて行きます。
強い部分には移動しません。
窓で結露するという事は、家の中で一番弱い部分が窓だと認識しているのです。
大抵、窓は見える場所に付いていると思います。
天井裏や床下には付いていないはずです。
目に見える窓が結露しているのが嫌であればタオルで拭くことが出来ます。
これが壁の中だったりしたら、拭くことは出来ません。
壁の中や床下や天井裏で結露したら大変な事になります。
専門用語で言うと「壁体内結露」と言い、家の寿命を短くしてしまいます。
壁体内結露の怖さは動画でも解説していますので参考にして下さい。
また、このような状態になっている屋根を見たことはありませんか?
この場合は、屋根材の下で結露をしている可能性があります。
屋根材を剥がすと、防水も野地板もダメになっている事もあります。
そうなると全て取り換えになるので数百万円掛かる事にもなります。
一番怖いのは、窓の結露を防止するために内窓だけを付けてしまう事です。
この場合だと窓以外は何も変わっていないので、窓で結露しない代わりに他の場所が結露してしまう可能性が
高くなります。
もし、これが壁の中や天井裏や床下だったとしたら、どうでしょうか?
先程の動画で説明したような状態になってしまう可能性は高くなりますね。
失礼な言い方ですが、リフォーム会社さんで、このような理屈を解っている方は殆どいないと思います。
対処療法しか考えないリフォーム会社ばかりです。
くれぐれもお気を付け下さい。