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 | 2020.01.24

「保険法人の検査を受けているから大丈夫!」は本当に大丈夫なのか?

こんにちは!平石です。

先日、桐生市境野町の現場で、配筋検査(基礎の鉄筋の検査)を行ってきました。
保険法人の検査も同じ時間に検査を受けました。

検査員さんに話を聞くと、検査に現場監督が立合いしない建築会社も多いようです。
また、基礎屋さんに聞いても、保険法人の検査立合いどころか、建築会社で検査すら行わない会社も多いようです・・・
(保険法人の検査は基礎屋さんが立ち会ってすませるそうです。)

「建築会社で配筋検査を行わない??」というのは管理していないのと同じです。
そういう建築会社に限って、「保険法人の配筋検査をしっかり受けています!!」などのアピールをしているようです。

しかし、建物の保険に入る事が義務付けられている現在。
保険法人の配筋検査を受けない建築会社などありません。

また、そのようなすべての家で受けなければならない検査です。
敷居は相当低く、検査の観点はあくまで「図面との照合」です。

「その家の基礎が構造的に問題ないか?」などをチェックするものではなく、図面と一致しているかだけなのです・・・

さらに話をしてしまうと、木造の現場監督で基礎や鉄筋、コンクリートなどに詳しい人は、数少ないのが現状ではないでしょうか。

これから家を建てる人は、現場監督が“ただの現場まわり担当”でははく、
“しっかり管理してくれる人かどうか?”をしっかりチェックしましょう。

またこれは、現場監督の問題だけではなく建築会社に問題がある場合もあります。
売上重視で一人の現場監督にたくさんの現場を掛け持ちさせたり、色々な事をやらせている建築会社も要注意です。

しっかりチェックしたくても、時間がつくれないという状況の現場監督もいます。
そうなると、休みもとれない、帰りも夜中・・・
これではどこかで、つぶれてしまいます。

そういった所もしっかり確認する為に、営業担当者だけでなく現場監督とも話をしてみるのも良いかもしれませんね。