今年もあと6日で終了です。
当社も、30日~1月3日まではお休みを頂きます。
今年も忙しくて楽しい1年を過ごさせて頂きました。
年明けからあちこちで工事がスタート致します。
お任せいただいたお施主さんの為に、職人さんと一丸となって一生懸命に家づくりを行わせていただきます。
ご期待頂ければ幸いです。
話は変わりますが、年末はかなり寒くなるみたいですね。
やはり、今年の冬は、例年よりの気温よりも低くなるようです。
しかし、例年並みと言っても、昨年の冬は物凄く暖かかったので、感覚としては、かなりの冷え込みに感じるかも知れません。
また、夏が物凄く暑くなったので、もしかしたら2月頃に突然の大雪!?になるかもしれません。
どうなるか?は解りませんが、カーポートのある方は、くれぐれもご注意ください。
2014年の大雪の時には、あちこちでカーポートが倒壊してしまいました。
特に、このようなおしゃれなカーポートは一番危ないので、くれぐれもお気を付けください。
危ないと思ったら、すぐに雪かきをしないと一気に崩れます・・・
話は変わりますが、最適な湿度を保つ事はウィルスに感染しない環境を作る上での基本です。
換気も重要ですが、湿度も重要なのです。
でも、最適な湿度とは、どういう事を言うのか?を知っている方は少ないと思います。
消費者の方だけでなく、住宅会社の方でも最適な湿度とは何の事を言うのか?を知らない方も多いです。
一般的には、最適な湿度は40%~60%と言われています。
お天気お姉さんも言っています。
でも、本当の意味も解らずに言っていると思います。
詳しい方ならご存知ですが、最適な湿度は室内の環境によって変わります。
例えば、室温の高い家であれば、40%でも良いのですが、室温の低い家では60%でも足りないのです。
実は、最適な湿度とは%で表す物ではありません。
最適な湿度とは、空気中に含まれる水分量で表します。
室内の空気1㎥(1m×1m×1m)の中に入っている水分量(g)で表示するのが正しい数値です。
この水分量が8g以上になるようにするのが正解です。
しかし、空気の中に含められる水分の量は温度によって変わってしまうという理屈があるのです。
これを専門用語で言うと、飽和水蒸気量と言いますが、解り難くなるので解説しません。
単純に、室温によって湿度が変わると思って頂ければ結構です。
では、室温が5℃・10℃・15℃・20℃・25℃の場合の、最低限の湿度を%で表してみます。
★5℃の場合➨117.7%(不可能)
★10℃の場合➨85%(不可能)
★15℃の場合➨62.37%(ギリギリ)
★20℃の場合➨46.27%
★25℃の場合➨34.73%
如何でしょうか?全く%が変わりますよね。
でも、空気中の水分量は同じになっています。
ここが解っていないと、室温が25℃もあるのに、湿度を60%にしようとして、加湿し過ぎてしまう事もあります。
また、室温が15℃以下の家では、どんなに加湿しても不可能な事が解ります。
そのような家で無理やり加湿をすると、室内で結露が発生するのでカビが生えてきます。
そうなると、ウィルスと共に、カビによる感染対策も必要になってしまうのです。
そう考えると、仮に暖房をしない状況でも、室温が15℃以上になるような室内環境を維持できる家を作っておくのが得策とも言えるのです。
そのような室内環境をつくる為には、断熱性能を高める事は基本になります。
具体的に言いますと、HEAT20G1程度の性能を持つ断熱性能があり、日射取得が出来ている家になります。
当然ですが、アルミサッシやアルミ樹脂サッシは使いません。
そう考えると、省エネ等級4とかZEH住宅でも足りない事が解ってしまうのです。
くれぐれもお気を付けください。
追伸です
当社のお客さんにアドバイスしているのが、室温22℃で湿度45%以上になっていれば、そこそこ大丈夫ですと話します。
そう考えると、そんなに頑張って加湿しなくても何とかなります。
室内干しを行う。
お風呂のドアを開けて置く。
観葉植物を置く。
これでも足りなければ、気化式の加湿器を使って湿度調整を行うのが、良いと思います。
因みに、おススメの加湿器はこれです。
https://panasonic.jp/kashitsu/products/kxf15.html
1日1回タンクに水を入れてあげれば、室内中が加湿出来ます。
下田島モデルハウスや私の自宅でも使っています。
ただし、気密と断熱が高い家でないと無理です。