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性能
 | 2020.09.17

外壁に杉板を貼るとシロアリが寄って来るのか?

当社が作っている家は、こんな感じの家が多いです。

外壁には杉板やガルバリウム鋼板、塗壁を使用します。

時には、焼杉外壁を使用する事もあります。

サイディングは使いません。

その理由は色々あるのですが、一番の理由はメンテナンスコストが掛かってしまうからです。

これはフローリングでも同じです。

やはり、人工的に作られた製品は新品時の見た目は悪くはないのですが、劣化が激しくなります。

私も、昔はサイディングを使った家を作っていました。

でも、お引渡ししたから10年がたつ頃になるとメンテナンスが必要になります。

それでも、まだ我慢は出来ますが、流石に15年が経つ頃になると塗装をする必要が出てきます。

塗装と言っても、適当にペンキを塗れば良い訳ではありません。

専用のコーティング剤があります。

これが、なかなか高額になります。

また、足場も必要になりますので、余計にお金が掛かります。
サイディングメーカーさんのカタログには、「30年間色褪せしにくい」と書いてあります。
でも、「色褪せしにくい」のです。「色褪せしない」とは言っていません。
ここを勘違いしている消費者の方も住宅会社の方も多いように感じます。

いずれにしても、物質は必ず劣化します。

その時に、なるべくお金が掛からないようにしておくのが正解です。

そう考えると、使用する材料の選択肢が決まります。

それが、木であり、ガルバリウム鋼板であり、塗壁になるだけです。

タイルもメンテナンスコストが削減出来そうに感じますが、工事コストが高いのと、建物に物凄い重量が掛かりますので、おススメしません。

また、タイル自体は耐久性が高いのですが、下地は傷みます。

なので、外壁タイルの長期保証をしている場合でも、下地の保証まではしていないかと思います。

タイル外壁を採用する方は、キチンと調べる事をおススメいたします。

杉板を外壁に使用するとシロアリが寄って来る。
更に10年毎に張替になるので、メンテナンスコストが莫大になる。

これは本当でしょうか?

先日、家づくりの相談に来られたお客さんが、〇〇工務店さんの営業マンさんに貴重なアドバイスを頂いたそうです。

その営業マンさんから頂いた貴重なアドバイスとは以下の通りです。

因みに、この営業マンさんさんは家づくり馬鹿と公言されているそうですので、家づくりには詳しいと考えます。

「外壁に板なんて貼ったら、10年毎に張替になりますので、物凄いメンテナンスコストになります。」

「そんな事をしたらシロアリがよってきて家が食べられてしまいますよ。」

確かに、この営業マンさんがおっしゃる通りで、

濡れっぱなしの木材が、湿気を帯びた場所に置きっぱなしであれば、シロアリに食べられてしまう可能性は高いです。

また、そのような状況だと、10年も持たないでしょう。

しかし、外壁は乾燥しやすいよう通気を取っているので、なかなか考えずらいです。

表面は日光や空気に当てられておりますので、濡れたままの状態は考えずらいです。

更に、木材の外壁を使用する場合には、軒を出すことが前提になります。

こうすると、通常の雨で濡れる事は少ないです。

こんな感じでしょうか?

そうは言っても、物事に100%はありませんので、営業マンさんの言われる事が正しい場合もあるかも知れません。

しかし、そんなに少ない可能性を、100%起こりそうな雰囲気で説明をする営業マンさんってどうかな?と感じました。

物事には長所と短所が必ずあります。完璧な物はありません。

もしくは、〇〇工務店さんのタイル外壁であれば、一生に渡り剥がれないのかも知れません。

しかし、それも100%ではないかと感じます。

本当に色々な事をおっしゃる営業マンさんが居ます。