こんにちは! 平石です。
今回は、地盤調査の話。
建替えの現場でよく、お客様がおっしゃる事があります。
「今建っている家は、傾いてもいないし問題もないから、地盤改良は出ない(必要ない)でしょ。」
お話している事はよくわかります。
今までお住まいになっていた家は、30年以上傾く事なく建っている訳ですから・・・
しかし、実際に「地盤改良が必要かどうか?」は、地盤調査をしてみないとわからないのが現実です。
昔は保証も何もなく、どんな家つくりをしても問題になる事はありませんでした。
しかし、今は違います。
瑕疵保険にも入らないといけませんし、地盤が弱い場所に何もせず、家を新築する訳にもいかないのです。
よくあるパターンで、資材置き場や駐車場の跡地などがあります。
駐車場などで使っていたので、表層の地面はとても硬く締まっている状況。
このような土地の場合、お客様は地盤改良は絶対に出ないと思われる事が多いです。
しかし、地盤調査をしてみると表層の1m程度はとても硬いが、その下はスカスカの地面だった・・・
なんて事もあり、地盤改良になってしまう事もあります。
地盤調査は、支持層(硬い地盤)に到達するまで行います。
地域によっては、深さ2m位で調査終了する場所もあります。(2m位で硬い地盤になっている土地という事)
しかし、深さ15mくらまで行わないと調査が終わらないような土地もあります。
これから家づくりを行う方は、表面の硬さだけでは判断できない事をご理解頂き、しっかり地盤改良工事料金の枠取りをとった資金計画を進めてくださいね!