Facebook
X
YouTube
ホーム > ブログ > YouTube > ①G1・G2・G3の現実②小屋裏部屋のグラスウールに気密シートが貼られていない③ハニカムブラインドの付け方はどれがベストか?
YouTube
 | 2022.12.30

①G1・G2・G3の現実②小屋裏部屋のグラスウールに気密シートが貼られていない③ハニカムブラインドの付け方はどれがベストか?

当社のモデルハウスは
HEAT20のG1.5ぐらいです。

この家も建てて
5年半ぐらいですが、
今考えるともう少し性能を
上げておけばよかったと思います。

その当時、トリプルガラスは
そんなに一般的じゃなかったので、
窓が全て樹脂窓のペアです。

今のお客さんの家は
東・西・北もトリプルにして
窓も小さくしていますし、
屋根断熱も厚いです。

屋根も壁の断熱材も
今のお客さんの家の方が
性能がいいです。

基礎断熱は同じですね。

ただG1.5でも
日射取得をすれば
別に寒くはありません。

じゃあG1、G1.5で
いいじゃんと思いますよね。

ただこれは難しくて、
G1、G2、G3の何が違うのか、
UA値が違うという問題ではなく、
実際の温度の上がり方や下がり方、
住み心地など私の実体験に
基づいているところがあります。

私がいろんな家を作ってきて、
設計をして実測をしてみて、
太田市だと夏は40℃になった時に
エアコン1台でこうなるから
私はこう思うという私の理屈です。

一般的にYouTubeで語られている
理屈でG3はどうだとか、
G3にすると冷暖房負荷が
どうなるという話とは
全く違う話です。

同業者の方からすれば
中にはどうかな?と思うかも
しれません。

あくまでも私の経験であり、
住んだあとのお客さんの
お声でもあります。

例えば床下エアコンを
初めて使うお客さんの家には
ご要望があれば床下エアコンの
使い方や換気の仕方、
湿度のコントロールなどを
アドバイスさせていただきます。

一応、先に説明動画や
説明文書はお渡ししますが、
使ってもらってどんな感じですか?
とお聞きします。

温度計を1階と2階に
置いてもらって、日中にどんな
感じで窓を開けておくと、
日射取得だけで日中の最高気温が
どのくらいになるとか。

何時頃にハニカムブラインドを
閉めると夜中に起きた時に
何度になっているのか、
その時の湿度はいくつかを
メモってもらいます。

お客さんにはそれが
実体験ですと、理屈じゃなくて
本当に自分の実体験ですよ
という風にお伝えします。

こういうことをやっていくことで、
お客さんもなんとなくわかって
くるわけです。

極端な話、この地域で
こんなにしなくても
いいんですね、というのが
わかってくるわけです。

メルマガにも書きましたが、
YouTubeの中には
ポジショントークが
必ずあります。

ポジショントークというのは
自分に有利な情報・有利なデータを
持ってきていかにもそうでしょ
という風に言います。

もしくは自社が売っている
高性能住宅を売りたいがために
こうなんですよと持ってくる
ところがあります。

データというのは見方によって
全く変わってきますので、
いずれメルマガに書いてみたいと
思っています。

ご興味のある方はぜひ
読んでいただければと思います。

▼メルマガ登録はこちら
https://www.kosodate-sekkei.co.jp/magazine/

さてご質問にお答えします。


勾配天井で勾配になっている
部分にはセルロースファイバー、
立っている部分に縦向きに
グラスウールが施工されています。

室内面側には気密シートが
施工してありますが、
小屋裏面側には剥き出しで
グラスールが施工されています。

グラスウールには
防湿シートが必要なイメージが
ありますが、今回のケースや
それに限らない場合、
気密ラインよりも「外」にある
断熱材は気密シートは
いらないのでしょうか?

というご質問です。

これはなんで
貼っていないかわかりますか?

普通は圧力差で
外部に湿気を抜きますが、
今回のケースは内部だから
素通しになるので
防湿気密シートを貼っても
反対に抜けるだけで何も
意味がありません。

グラスウールは湿気が
抜ければいいだけの話なので、
何も貼らなければ湿気が
移動しているだけの話です。

意外にこういうことは
理屈がわかれば簡単です。

グラスウールには
防湿気密シートを貼らないと
壁体内結露が起こると言いますが、
この場合は壁体内結露が
起こらない前提ですよね。

その前になぜグラスウールを
入れたのかというところの方が
知りたいなという感じがします。

では次です。

ハニカムブラインドを
設置する時に正面付けと天井付けの
どっちがいいですか?という質問です。

正面付けと天井付けは難しいです。
何が難しいかと言うと、
どういう前提条件で言うのか?
というところです。

基本的に当社は
正面付けの天井付けです。
意味がわかりませんね(笑)。

天井付けと言うと、
天井から付けてくる
という風に思う方もいるでしょう。

しかし、窓枠の上につけても
天井付けという感じがしますよね?

(言葉ではお伝えしづらいので、
詳しくは動画を観てくださいね)

先日に上棟したお家は、
完全に天井付けです。
理由は簡単で、窓が内開きだからです。

付ける位置によっては、
窓が開かなくなりますよね。

なので内窓を付ける場合は
付け方にも工夫がいります。

窓の付け方によって
ハニカムブラインドや
アウターシェードの付け方まで
影響してくるということを
知っておいていただければと思います。