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 | 2022.08.07

①窓ガラス交換だけで250万円??②インフレ・ウッドショックでも安い家のカラクリ③間違ったYouTube情報も多い

今回は質問コーナーです。
まずは最初の動画です。

▼①最もコスパの良い付加断熱は何か②大手ハウスメーカーの「寒い窓」対策とは
https://www.kosodate-sekkei.co.jp/blog/fuka_dannetsu_mado/

コメントをくださった方が
ハウスメーカーさんで
家を建てたけど、
ものすごく寒くて困った
というお話でした。

その中でどうしたら
いいのかというところで、
安く済ませるとしたら
ハニカムブラインドを
付けるのも1つの方法として
アドバイスいたしました。

大手ハウスメーカーさんの窓は
アルミ樹脂サッシなので、
それにハニカムを付けると
温度差が出て確実に結露します。

その対策は、
ハニカムブラインドの下を
少し開ける方法です。

さてコメントをくださった方は
メーカーさんと相談したのかな?

ガラス自体の性能が悪いから、
ガラスのUg値を上げましょう
という話を伺ったそうです。

なんと家1軒の窓ガラス交換費で
200何十万円と言われたそうです。

家1軒分の
樹脂窓の値段より高いですよ。

当社だと35坪ぐらいの家で
ペア樹脂やトリプル樹脂の窓を
使ったときの金額はおそらく
120〜130万円ぐらいです。

ガラス交換だけで
250万円とはさすが大手
という感じもします。

さすがに割に合わないので
ハニカムを考えたそうですが、
結露が心配なので内窓を
付けようと考えたそうですが、
これも問題があったようです。

サッシの窓枠から
給気するタイプのものを
使っていたそうです。

これに内窓を付けちゃうと
そもそも給気できなく
なりますよね。

だからこれも
できないという話に
なったというわけです。

ガラス交換は現実的に
難しいし、ハニカムも
結露のリスクが高まるので、
内窓を付けて壁に穴を開けて
給気口を付けるというのが
確実でコスト的にも
安いんじゃないかという
アドバイスをさせていただきました。

ハウスメーカーさんも
未だにこんなものを
使っているんですね。

これは消費者の方が
しっかりとした理屈を持って
自分で防衛するという方法が
一番でしょう。

今はウッドショック問題や
値上げ問題がありますよね。

建売住宅もすごく
値上がりしてるようです。

埼玉県に知り合いがいますが、
5年ぐらい前に3,200万円で
買った建売と同じような家が、
今は3,500〜3,600万円に
なっているそうです。

そういう世の中で、
逆張りで安く売るという
商売もあります。

その代わり
柱がすごく細いとか、
高気密と言っているけど
高断熱じゃないとか、
キッチンやお風呂のグレードは
普通のままで外側に使っている
物はグレードダウンするとか、
そういうメーカーさんもいます。

誰だって安い方がいいので、
現実的にコストが上がっている中で
安く売るという方が絶対に現れます。

そしてもっともらしいことを
言います。努力しましたとか
コストダウンの結果とか。

どうしても予算が決まっていて
買いたい人は何かいい方法が
あるだろう、奥の手があるだろうと
思うかもしれませんが、
そんな奥の手があったら
私も苦労しません。

どうかお気をつけください。
では次です。

実際に建てられている家と
カタログに書かれている
家の性能は違うという
メルマガを発行しました。

これは計算方法の
トリックがあって、
いい計算結果が出るような
家を作って、いい計算結果が
出るような計算方法を
しています。

そんなことが
実際にあるわけです。

でもこれは別に悪いことでは
なくて、例えば当社で
UA値計算をしても、
実際にそのUA値になるか
どうかは私もわかりません。

あくまで計算上の
問題だからです。

一番重要なのは、
最終的にエアコン1台で
ちゃんと冷えるのか、
暖まるのかどうかです。

なので私は
お引渡し前に測定をします。

本当にこのエアコン1台で
家が涼しくなっているか?
暖まっているか?電気代が
収まっているか?というところが
重要なのであって、UA値が
どうというのは最初のステップです。

もっと言えばUA値を
卓上の計算でやったとしても、
施工がちゃんとしてなければ
計算通りにはなりません。

性能評価も同じです。

UA値はいくつだとか
耐震等級はいくつとか
BELSなどで出ますが、
それはあくまでも提出した
書類に基づいたものであって、
それが本当に合っているか
どうかは施工次第です。

否定するわけではないですが、
それをもらうことが目的に
なってしまってはいけないと
私は思っています。

では次です。

RC鉄骨造の
YouTuberさんが
間違った情報を流している
気がしますと。

パネル工法は
釘の引き抜きの力で
耐力をもたせていると
言っておられますが、
それは違うのでは、、、
というコメントです。

これはその通りです。

釘の引き抜き耐力は
一番最後であって、
その前に揺れに対しての
せん断力がパネルにかかって、
限界がくると釘にくるわけです。

鉄骨系YouTuberの方は
私は知りませんが、おそらく
自分の思い込みで言っている
傾向が高いかもしれません。

例えばその方が
某大手メーカーの元営業マンとか
設計担当だからなんて言われると、
信用されちゃう方もいるのでしょう。

YouTubeには
いろんなことを言う人が
いますよね。

私もYouTubeをやっていますが、
登録数稼ぎと思われるような
YouTuberの方もいますよね。

コラボしまくって
登録数を稼ぐのは目的が
ズレてくるような気がしますが。

私は思うことを
たんたんとお話していますので、
いろいろご質問いただければ
私がわかることであれば
お答えさせていただきます。

ぜひコメントなど
送っていただければ幸いです。