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性能
 | 2019.10.27

リクシルとYKKのサッシは、どちらが高性能なのか?パート1

こんにちは、子育て設計の小暮 です。

住宅用サッシの2大メーカーと言えばリクシルとYKKです。
リクシルは、昔はトステムと言う社名で主にサッシを売っていました。

その後、色々な住宅関連会社を買収し総合企業になりました。

そして名前もリクシルと変更になりました。

トステム(現リクシル)が買収した会社には皆さんもご存知の会社も多いと思います。

INAX・サンウェーブ・新日軽・東洋サッシ・ビバホーム等です。

YKKは元々はファスナーの会社でしたが60年前にアルミサッシの製造をスタートしたそうです。

ファスナーの世界シェアは45%で断トツの世界一ですね。

因みに、2位はスイスの会社でシェア7%程度だそうです。

サッシの国内シェアはYKKよりもリクシルの方が多いです。

この辺りは総合建材メーカーであるリクシルの方が営業力があるのだと思います。

リクシルなら、サッシだけでなく、お風呂・トイレ・キッチン・室内扉・外壁までトータルで購入出来ます。

その分、値引き率も高いのかも知れませんね。

リクシルとYKKのサッシの大きな違いがあるように感じます。
リクシルはアルミ樹脂サッシをメインに販売しているようです。

その一方で、YKKはオール樹脂サッシをメインに販売しているようです。

当社もYKKのオール樹脂サッシへの販売熱意を感じ4年ほど前から採用をしました。

コストはアップしましたが、時代の流れを考えて採用しました。

でも、日本の家で使われているサッシの大部分はアルミ及びアルミ樹脂サッシなのでYKKも販売しています・・・

この辺りは売上を考えているのでしょうね。

建売住宅やアパートでは、未だにアルミサッシが多く使われていますので。

リクシルもオール樹脂サッシを製造してはいますが売ろうと言う意識は低いように感じます。

私の知り合いの住宅会社でリクシルを使っている会社でもオール樹脂サッシを使っている会社は殆どありません。

リクシルのサッシを使うのなら、アルミ樹脂サッシが殆どだと感じます。

リクシルが力を入れて販売をしているサッシはサーモスXと言います。
サーモスXはアルミ樹脂サッシですが、オール樹脂と遜色のない性能を持っています。

気になる性能値は、16513サイズの窓で熱貫流率1.03です。

因みにYKKのオール樹脂サッシAPW330だと同じ大きさの窓で1.48となります。

アルミ樹脂サッシのサーモスX方が性能が高いのですが条件が違います。

サーモスXはトリプルガラスで、ガラスの間にクリプトンガスが入っています。

APW330にはペアガラスの間にアルゴンガスが入っています。

APW330にはクリプトンガスの設定がないのです。

しかしAPW430はトリプルガラス仕様で、クリプトンガスの設定があります。

その場合の数値は0.79と言う恐ろしい数値になります。

そう考えるとサーモスXはAPW430に比べると25%位性能が悪いとも言えます。

窓の熱貫流率は物凄く重要です。

窓の熱貫流率の違いで、家全体で熱が出入りしてしまう数値を動画で解説しています。

しかし、アルミ樹脂サッシとオール樹脂サッシの違いは、数値以上の違いがあります。

次回に続きます。