寒くなると室温が気になってしまいます。
今朝の下田島モデルハウスの室温は写真のような感じです。
室内よりも床下の方が暖かくなっておりますが、
基礎断熱の効果とも言えます。
基礎断熱が良いか?床断熱が良いか?の議論がありますが、
ここは建てられる場所にもよりますし、空調計画にもよります。
また、施工する住宅会社さんによっても変わりますので、
一概にどちらが良いか?は言えません。
なお、床下が暖かい事を地熱効果?等と勘違いしないください。
単に、冷気に触れる部分が少ないので、低下しないだけです。
昨日にも投稿しましたが、下田島モデルハウスは日射取得も無く、
床下エアコンも稼働させないまま朝を迎えました。
1階よりも2階の室温が低いのは、
2階のハニカムブラインドを開けっ放しだからです。
日射取得用に、2階の南面窓のハニカムブラインドは、常に開けっ放しです。
1階は防犯を考えて閉めております。
昨日の室温17℃で、今朝の室温15℃と、2℃程度しか低下していないですが、
ここが性能と言えるかもしれません。
これは、ZEH程度の性能では無理ですし、
そもそも多くのZEH住宅はゼロエネにならないのが常識となっております。
その理由、何か?と言いますと、計算方法が違うのです。
ZEH住宅になるような計算があるのです。
でも、それが違反でもありません。
先日のメルマガで、ZEH住宅と某大手ハウスメーカーの
HEAT20G2.5のお家の実際にランニングコストを紹介しましたが、
驚かれている方は多かったようです。
でも、そんなものなのです。
そうは言っても、たまたまうまくいっている家もありますし、
うまくいっていない家もあるのです。
ネットで公表されている家の多くは、うまくいっている場合なのかもしれません。
それでは困るので、住宅会社はばらつきが起きないように、
建てられる場所に応じた間取り計画・断熱計画・建物配置・空調計画等を
行う必要があると言えます。
しかし、大量に販売しようとすれば、そんな事を行っている暇はありません。
また、昨今の建築コストアップ対策として、
高性能な規格住宅(間取り等が全て決まっている家)を勧める
住宅会社も多くなっています。
高性能にする事で、ばらつきが抑えられるとも言えますが、ここも解りません。
更に、思っているほど、高性能な規格住宅は安くなかったりするので、
何だか良く解らない状態になっております・・・