こちらのお家は、敷地の周りをグルっと囲まれた住宅街の中に位置しており、
なおかつ、敷地は南北方向に短く、東西方向に長い、
所謂ウナギの寝床と言われる形になってしまっております(失礼)。
こうなると、日射取得が限られてしまいますので、
住み心地にはマイナスになってしまう恐れがあります。
そこで限られた日射取得を有効に活用する間取り計画と共に、
窓の配置が重要になります。
当然、断熱気密にも気を付けますが、
それだけで住み心地が良くなることは絶対にありません(ここは断言します)。
言い方に語弊があるかもしれませんが、
日射取得を考えない断熱等級7(HEAT20G3)の家よりも、
日射取得を取り入れた断熱等級6(HEAT20G2)のダントツに快適になります。
これは当社が施工させて頂いたお家に住まわれる方々の共通な感想です。
等と言っても、日射取得等と言う言葉は一般的ではありませんので、
殆どの家は日射取得を考えた間取りや配置計画にはなっていないはずですし、
中には日射取得を阻害してしまうような
外構計画(植木やカーポートや塀)になってしまっている家もあったりします。
寒い家は色々な意味で危険です。
その理由は別投稿に書きますし、メルマガでも解説をしてみたいと思います。