埼玉県鴻巣市で2棟目のお家づくりです。御祖父様が住んでいらした築50年以上の古いお家を解体し、お孫さんのお家づくりとなっています。敷地も広く、長閑な周辺環境を生かし、お施主さんのご希望である伸びやかな平屋となりました。室内から眺める景色も最高です。
新しいお家の隣に古い納屋があったのですが、こちらは残す事になりました。しかし、新しいお家が経ってしまうと違和感を覚えてしまいます・・・。そこで考えたのが古い納屋の改造です。現場で余った杉板の端材や当社に在庫していた杉板を提供させて頂き、お施主さんが施工してくれました。全く違和感のない仕上がりです!因みに、お施主さんは建築業界の方ではありません。
街中ではありませんので、杉板塀で囲むような外構計画ではありません。シンプルに芝生と焚き火コーナーです。芝生を貼った部分は敷地の高さが低かったので、工事中に発生した土を利用し、ちょっとした丘のようにしています。室内から庭を見た時に繋がりが感じられるようになりますし、土の処分費用も掛からなくなります。
玄関を入ると沢山の収納スペースがあります。下駄箱・外着用クローゼット・貯蔵用食品庫・ご主人様の趣味収納です。それぞれが使い勝手を考えた棚の奥行きや高さになっています。また壁を有孔ベニヤにする事で後からカスタマイズ出来るようになっています。
平屋の間取りを生かし、大きな窓を設置しました。樹脂窓としては最大のサイズです。そのおかげで、冬は空調をせずとも充分に暖かくなりますが、夏や暑くなりやすいので日射遮蔽が必要になります。平屋を暖かくする事は比較的簡単ですが、逆に涼しくする事は難しかったりします。ここは間取りと立てられる場所に応じた計画が必要になります。
様々な場所に造作家具を設置しました。他のお家も同じですが、造作家具のメリットは何と言っても、自由に設計できるところだと思います。これが購入した家具になるとピッタリと納まらなかったり、色が合わなかったりしますので、何となくしっくりこない場合も多い様に感じます。自分勝手に使いやすいようにしたい場合は造作家具をオススメします。最後に、家具を購入するよりも造作で作った方が安い場合も多いです。
床下エアコンを配置したWICです。床下エアコンの位置は間取りによって最適な位置は変わります。今回はバックヤードのWIC内になっていますが、全ての家がこのようになる訳でもありません。床下エアコンを設置しても暖かくなりにくい家もあるようですが、その原因の多くは位置と基礎の問題です。なお、WICは収納量を確保しながら、動きやすい棚にしています。壁の一部を有孔シナベニヤにしカスタマイズ出来るようにしています。
トイレには幅狭の棚を2段設置しました。上の棚はトイレットペーパーを置くスペースですが、小物を飾っても良いですね。下の棚はスマホ等を置くスペースです。便器の後ろに棚を設置する事が多いかも知れませんが、奥様の身長が低かったりすると取り難い場合もあります。