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 | 2024.12.13

高崎市の現場では外壁杉板工事がスタートしています。

先日のメルマガにも書きましたが、
杉板はサイディングに比べると高額な仕上げになります。
杉板自体は、それ程高い訳ではないのですが、
杉板を貼るうえでの前提工事が必要になり、そこにお金が掛かると思って下さい。

透湿防水シートは80年の耐久性がある物を使い、
通気が取りやすいように胴縁も2重に設置し、1枚1枚手作業で貼っていきます。
また杉板も、裏表に防腐塗料を塗ります。

その代わりに10年とか15年毎に高額な塗装工事が掛かる事もなくなりますので、
30年とかで考えたら一般的な外壁を使うよりも安くなるはずです。

かと言って、全くお金が掛からない訳ではありません。
長い年月の間には、杉板が反ったり、亀裂が入る事もあります。
ただし、その部分のみ簡単に張り替える事が出来ます。
ここは1枚1枚貼っているからですね。

サイディングの施工は杉板とは違います。
大きなパネルを壁に引掛けるようにして貼ります。
透湿防水シートを貼り、
胴縁を1本取付し(胴縁を使わない工法もあります)、
サイディングを金物で吊るすように貼っていきます。

また、サイディングはそれ自体で耐火になりますので、
構造パネルもベニヤ板を使う事でコスト削減になる事もあります。

しかし、構造パネルをベニヤ板で代用してしまうと、
後で問題が起こることもあります。
家づくりは、片方から見れば良いとしても、
もう片方から見るとマズイ事もあります。

また、サイディングは定期的なメンテナンス(塗装及びシーリング)は
必ず必要になります。
安い物は10年で塗替え、高い物だと20年で塗替えみたいな感じです。

なお、30年色褪せし難い・・・と言う説明もありますが、
ここはメーカーの実験結果であり保証とは違うはずです。
確か、著しく色褪せが発生した場合は、保証の対象になるはずですが、
この辺りは事前に調べる事をオススメいたします。

そうは言っても、最近のサイディングは塗装も良くなって来たのは事実です。
サイディングを使用する場合は、厚めで塗装の良い物を採用した方が、
かえって安いかもしれません。

この逆を選ぶと、メンテナンス貧乏になってしまいます(涙)
くれぐれもお気を付け下さい。

追伸です
外壁に杉板などを貼ってしまうと、あっという間に腐ってしまったり、
シロアリに食われてしまうと説明する方もいるようです。

確かに、これも否定できません。
施工が悪ければ、そうなってしまう可能性もあります。
でも、これは全ての工事も同じだと思います。

何を使うか?も大事ですが、
それ以上に大事なのは、どうやって施工するのか?ですので。