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 | 2024.10.30

①◯条工務店さんの期間限定の家が暑い②カーポートは蓄熱してしまう③アウターシェードは垂直か斜めどちらが良いか?④2世帯住宅の音問題対策

今回は質問コーナーです。

下記、お客さまにいただいたコメントです。

「●条工務店の廉価シリーズのハ〇ミーで家を建てました。トリプル樹脂サッシとハニカムシェードを南面の窓に付けましたが、そこそこ暑いです。ただ、ハニカムシェードを開けるともっと暑くなるので、ハニカムシェードの効果を実感しています。質問なのですが、南面の窓には軒がなく、今後どうしようかと考えています。タープリングはあるのですが、シェードの取り外しが面倒なので、サイクルポートなどを設置して夏の直射日光を遮ろうかと考えていますが、何か良い案はありますでしょうか?」

一条工務店の話をすると動画の再生回数が増えます。ハ〇ミーは南面に軒がないんですね。名前は知っているのですが、規格住宅でしょうか。正確な金額はわかりませんが、間取りが決まっていて比較的コンパクトで、総額で2000万ちょっとで購入できるようです。こうした商品を作るのは、コストが上がって消費者が買いにくくなっているためだと思います。

もう1つ、私が思うのは、海外の工場で生産され、タンカーで運ばれてきていると思うのですが、工場の稼働率が良くないのではないかということです。ハウスメーカーもそうですが、工場が一度止まると負担が大きいです。多少利益が少なくても工場を回し続けるのは、大企業の1つの必然性です。建売住宅を継続して建て続けるのと同じです。結局、売れ残って1年経つと中古になり、大幅に値下げして販売されています。なぜそんなことをするのかと思いますが、そうしないとお金が回らないのだと思います。止まることによる損失の方が大きいのです。

話を戻します。タープはアウターシェードのような布で、布を何かに引っ掛けて重りで引っ張るものです。サイクルポートはカーポートのようなもので、日射を遮れば布を垂らさなくても良いかもしれません。ただ、逆に冬は寒くなります。これは距離に関係しています。サンルームがわかりやすい例です。サンルームはガラス張りの部屋を家にドッキングさせて洗濯物を干すようなもので、夏は温室のように非常に暑くなり、その熱が家の中に伝わってきます。

もう1つ、今年の夏にいろいろと測定しました。カーポートの屋根は折半屋根という鉄製の屋根で、雪に強いタイプもありますが、ほとんどはプラスチックのような乳白色の熱線吸収ポリカです。本来は屋根が熱を吸収して蓄熱し、その下に熱が行かないように涼しくしてくれますが、現在の暑さでは逆効果です。それを測定したところ、熱線吸収ポリカ屋根の下で温度計が46℃を示しました。熱を吸収しすぎて悪い蓄熱が起きているのです。ただし、冬は放射冷却を防ぐので、下に置いてある車が白くなることはありません。質問者の方はサイクルポートを設置して夏の直射日光を遮ろうとしているようですが、もし南面の掃き出し窓の近くにある場合、日射遮蔽にはなりません。サイクルポートが熱線を吸収すると、その下が40℃以上になり、その熱が家の中に入ってくることも想定されます。ですので、一番簡単なのはアウターシェードです。アウターシェードで窓の外で遮光し、内側でハニカムを閉めれば、二重の効果が得られるので、これが一番良いと思います。

また、アウターシェードは斜めにした方が熱を反射しやすく、三角形の隙間に風が通るため、斜めにするのが良いと思います。さらに、夏の高い日射を遮りやすく、窓の表面温度も下がっていました。加えて、斜めにする方がおしゃれに見えます。ただし、斜めにする場合、垂直ならフックを付けて引っ掛けられますが、ウッドデッキか何かがないと固定が難しいです。また、垂直の場合は強風が吹いた時、運が良ければ外れますが、斜めだとフックをしっかり付けるため、破れるケースがあります。当社のお客様でもアウターシェードが破れた方が3〜4人いらっしゃいました。建てる場所によって風の回り方が異なるため、設置が難しい場合もあります。私の家では台風が来ても、よほど強いと感じない限りアウターシェードは閉めっぱなしですが、1回も破れたことがありません。

話がそれましたが、熱線吸収ポリカが蓄熱材になっているのは事実ですので、家の近くにあまり設置しない方が良いでしょう。その他、タイルデッキについても注意が必要です。南側に大きな窓を設けてコンクリートのタイルデッキを打つと、蓄熱材となって窓ガラスに熱が伝わってしまうので、気をつけてください。何度も言いますが、冬に暖かい家も大事ですが、夏に涼しい家も同様に大事です。

次のコメントです。以下の動画にいただきました。

①オーディオルームに最適な防音工事②室内の音漏れを対処したい③壁に透湿性は必要か?④引戸とアウトセット引戸の違い⑤当社が新たに採用した太陽光発電

①オーディオルームに最適な防音工事②室内の音漏れを対処したい③壁に透湿性は必要か?④引戸とアウトセット引戸の違い⑤当社が新たに採用した太陽光発電

「2世帯住宅で吹き抜けのある家を新築したのですが、私が寝ているとき早起きの母の音が聞こえてきます」

お年寄りは朝が早いですよね。一番簡単な方法は耳栓をすることです。耳栓をして寝れば、一番手軽ですよね。もう1つの方法としては防音工事があります。防音工事については以前の動画でも解説しましたが、例えば、お母さんが1階の音が気になる程度なら、壁を二重にするだけで十分効果があります。壁を壊して断熱材を入れて二重張りにして、天井まで施工するほどではないと思います。

ちなみに宣伝となってしまいますが、今週末の9月15日に、今年度第3回目のオープンハウスを埼玉県久喜市で開催しました。今年は11月30日と12月1日に群馬県の石崎市で最後のオープンハウスを行います。こちらのお家も、いつも通り外構まで施工しました。4月に玉村で開催したオープンハウスの家は、オーディオルーム用の防音仕様でしたが、今回は音楽室用の防音仕様で、さらに高性能です。遮音と吸音を強化しており、お客さまがご夫婦で管楽器を演奏されるので、実際に吹いていただき、動画とデシベル計で測定する予定です。オープンハウスにご興味がある方は、11月30日にぜひご参加ください。